ついに大阪に!あの『今屋のハンバーガー』が日本橋に降臨

『今屋のハンバーガー』を知っていますか⁉ 福岡・西公園の展望台で50年以上にわたり愛され続ける、ホットドッグスタイルのハンバーガー店です。その味を受け継いだ『今屋のハンバーガー 大阪1号店』が5月、日本橋にオープンしました。“宇宙人”から伝授された味とは……⁉

“宇宙人”のもとで修業し、お墨付きを得た味

『今屋のハンバーガー』の創業者は、福岡では「宇宙人」の愛称で親しまれる今崎勝美さん。コッペパンにハンバーグやソーセージを挟む独自スタイルを生み出し、80歳を過ぎた今でも公園の小屋で元気に焼きたてを販売し続けています。テレビなどでもしばしば登場するので、「食べてみたいな~」と思っていた人も多いことでしょう。

元祖『今屋のハンバーガー 西公園本店』
元祖『今屋のハンバーガー 西公園本店』は常に大行列。画像提供:今屋のハンバーガー 西公園本店
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『今屋』の味に惚れ込んで今崎さんに師事し、のれんを授かった弟子の店は全国に数店舗ありますが、これまで大阪には皆無でした。今回、大阪店をオープンしたのは板谷さんご夫妻。3年ほど前に福岡旅行で『今屋』を訪れ、あまりの美味しさに「大阪でも広めよう!」と決意。2週間ほどみっちり師匠に教わり、大阪1号店を実現させました。

『今屋のハンバーガー 大阪1号店』の内観。
本店を意識したチェッカー模様の内観。
『今屋のハンバーガー 大阪1号店』の外観
ビルの通路奥にあり、ちょっと怪しい雰囲気!
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もちろん味は今崎さんのお墨付き。ソースの製法も使うオーブンも焼き方も、全て師匠から教わった通り。しかし大事なのは、本家の味を大切にしながらも、自分たちの独自のこだわりをプラスすること。

『今屋のハンバーガー 大阪1号店』板谷貴之さんと奥様の有希さん。
板谷さんは飲食店勤務経験はゼロだったそう。奥様はカフェで勤めたことがあるのだとか。
『今屋のハンバーガー 大阪1号店』玉子焼き
玉子焼きは挟みやすいよう潰して焼くのが『今屋』流。
『今屋のハンバーガー 大阪1号店』フランクフルトやソーセージ
フランクフルトやソーセージは、九州のメーカーから取り寄せます。
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主役のハンバーグに使う挽き肉は、信頼できる精肉店に特注し、毎朝挽きたてを仕入れています。和牛を混ぜた合い挽きで、ジューシー感と香りの良さは格別です。肉の甘みと旨みがしっかり感じられ、「ソースなしでもおいしい」と板谷さん。ちなみにフランクフルトやソーセージは、師匠と同じメーカーの同じ種類を使います。

『パンのために開店日を遅らせました』

実はパンが命と言っても良いほど、今屋のハンバーガーでは昔から「具材を支えるパン」が重要視されてきました。とにかくサイズの大きいドッグパンであること、素材の味を邪魔しないシンプルな味であること。「今回、パンが一番苦労したかも」と明かします。

ベーカリーからメーカーまで何社にも話を持ちかけ、ようやく摂津のパン工場にオーダーを決定。それでも10度ほど試作を重ねた結果、表面はパリッと、中は軽やか、手ごねで焼き上げた無添加パンを完成させました。最後までパンの仕上がりに納得できず開店を延ばしましたが、粘りに粘って理想の味に辿り着いたのです。

今屋のハンバーガー大阪1号店のソース
ケチャップにとんかつソース、他にも企業秘密の隠し味を色々と入れて1時間煮込み、3日間も寝かすソース。これも味の要。
今屋のハンバーガー大阪1号店のオーブン
オーブンもリンナイのこの機種と決まっているのだそう。
今屋のハンバーガー大阪1号店のパン焼くところ
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『今屋』のハンバーガーは具の下にキャベツ炒めが挟まれていますが、ポイントはミンチと一緒にニンニクをがっつり利かせて炒めること。「師匠は材料を細かく計ったりしない人なので、全部口で覚えるしかなくて。毎日食べては作っての繰り返しでした」。大阪店では本店より若干、ニンニクが強めかもしれません。ここにも、大阪らしさが少しだけプラスされています。

今屋のハンバーガー大阪1号店の調理風景
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いざ実食。人気ベスト3を攻めろ!

初めて訪れるなら、まず食べてほしいのはシンプルなハンバーガー。肉汁が溢れるハンバーグ、キャベツのニンニク感、1週間煮込んで仕上げた特製ソースの味がそのまま楽しめる、キングオブ王道です。

今屋のハンバーガー大阪1号店のハンバーガー
ハンバーガー650円。キャベツ、ハンバーグだけというシンプルな一品。
今屋のハンバーガー大阪1号店のハンバーグ
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人気1位は「エッグバーガーチーズ」。噛んだ瞬間に肉汁が弾け、その旨みを卵とチーズが優しく包み込みます。パンの香ばしさも相まって、一体感は抜群。人気No.1というのも納得です。

今屋のハンバーガー大阪1号店のエッグバーガーチーズ
エッグバーガーチーズ750円。溶けるチーズとハンバーグ、合わないわけがない!
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2位の「フランクエッグチーズ」は、カリッと焼いたパンに、ジューシーなフランクフルト、ふんわり卵、チーズをサンドした一品です。まず驚くのはフランクフルトの切れ込みの多さ。蛇腹のように細やかな切れ込みを入れるのは師匠の教えで、「味を中までしみ込ませ、火も通りやすくする」ためです。

今屋のハンバーガー大阪1号店のフランクエッグチーズ
フランクエッグチーズは750円。フランクとチーズの塩気がちょうど良い。
今屋のハンバーガー大阪1号店のフランクドッグ
左はフランクドッグ700円。卓上のマスタードをかけても美味。
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3位は「ミックスエッグ」。ハンバーグ、ソーセージ、玉子を贅沢にサンドした全盛り的な一品です。具が重いので、やはりこの重量級のバーガーになると「パンが強い」ことが必須であると実感させられます。

大阪店独自メニューとしてコールスローとフライドポテトがあり、ドリンクとのセットも可。ランチ利用にも便利です。

今屋のハンバーガー大阪1号店のミックスエッグ
ミックスエッグ750円。好きなドリンクとハンバーガーのセットもあり、1100円。
今屋のハンバーガー大阪1号店のミックスエッグ ミックスエッグのバリューセット
コールスローサラダは350円ですが、セットがお得。バリューセット1350円は好きなハンバーガーにコールスロー、ドリンクが付きます。
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師匠から「パンちゃんと焼けとるか~」

驚くのが、師匠からこまめに電話があり、「パンちゃんと焼けとるか~」「大阪店が一番忙しいやろうけど、大丈夫か~」などと心配してくれるということ。「この間なんか、『ええスライサー見つけたから送るわ』と、突然店に届いていたんですよ」と板谷さんは笑います。取材時も、師匠から急遽電話があり、「しっかりやっとるよ」と親子のような会話を交わしていました。

今屋のハンバーガー大阪1号店内観
師匠からの愛あるメッセージが……。
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店内にはオリジナルのキャップやステッカーが飾られているのですが、全て板谷さんが作った今屋リスペクトグッズだそう。「師匠に送ったら喜んでくれて、本店にも置いています」。

『今屋』はファンが多いので、お店は開店から行列ができることもありますが、全てテイクアウトOKなので食べ歩きや自宅で楽しむのも良いでしょう。冷めてしまった場合は、レンジで温めた後にトースターでカリッと焼き目を付けるのがオススメだそうです。食感が命ですからね!

今屋のハンバーガー大阪1号店の商品
人気店なので売り切れることも。でも大丈夫!インスタで事前予約もできるようになりました(当日の10時まで)。
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writer

猫田しげる

nekota shigeru

北海道出身。20年以上、グルメ誌、新聞地域面、旅行本、レシピ本などの編集・ライター業に従事。各地を転々とした挙句、現在は関西在住。「FRIDAYデジタル」などのweb媒体で記事執筆。めったに更新しない猫田しげるの食ブログ 「クセの強い店が好きだ!」と恐ろしくフォロワー数の少ないInstagramをヨロシク!