ネパール料理食べ放題!土曜のランチは中津のカトマンズへ
聞いたことがない、本場の料理がズラリ
シンキジョール、パニプリ、チャトタニ、マサラアンダ、マチャタレコ…。1文字も分からないメニューが並びます。赤や緑や黄色や茶色などカラフルな料理で埋め尽くされたテーブルの上。これがダルバートビュッフェの日の光景です。
「全部家庭料理ですよ。日本人、本当のネパール料理知らない。カレーだけじゃなく、スパイスいっぱい使った美味しい料理がたくさんあることを伝えたくて」。流暢な日本語で説明してくれるのは、オーナーのポカレル・キランさん。2012年から2019年まで甲子園でターメリックというネパールカレーの店を営んでおり、2月にこの中津に移転してきました。
気の遠くなるような手間をかけて作ります
平日は定食の「ダルバード」やカレーライスなどのランチを提供していますが、7月からダルバードビュッフェをスタート。奥様のマンジュさんと、3人のネパール人コックが厨房で朝からフル稼働し、さまざまな料理を仕上げていきます。
バスマティライスにはコレステロールを下げるとされるシナモンの葉の香りを移し、スープには大根を乳酸菌発酵させた日本の「すぐき」のような「スンキ」を使うなど、アーユルヴェーダに基づいた食材を多用。デトックス、免疫アップ、美肌効果、メンタルケアなど、全ての料理や調理法にそれぞれ意味があるのだそうです。
もちろん、健康に良いだけでなく、酸味や甘み、苦み、旨みをしっかり際立たせ、似たような味付けにならないように工夫も。「ネパールでは1日2回ダルバードを食べるので、濃すぎず優しい味にしています」とのこと。
カレー3種はマトン、チキン、ダル(豆)が定番。ネパール本国ではヤギ肉を用いますが、匂いが気にならないよう羊肉で作るのだそう。
驚くのが、ビュッフェ台でカレーを温める加熱器具が日本の「かんてき」ということ。若い方は知らないかも知れませんが、昔ながらの焼き肉屋で使う小型の七輪です。炭を一から熾して入れているので、カレーは猛烈な熱さ! 長い柄のひしゃくでよそう時に、ややテクニックが必要です。
店主の正体はエンジニアだった(!)
キランさんはネイティブかと思うほど日本語が達者。それもそのはず、36年前に出身地であるネパールのカトマンズ東部から来日し、一時帰国を除いてずっと日本にいるのだそうです。『ターメリック』ではわりと“ザ・インド”なカレー&ナンを出していましたが、ネパールのお茶を輸入し始めたことから、お茶の紹介もできる料理店を作りたいと中津に移転し『ネパールティーハウス』の看板を掲げたとか。
確かに、ウェルカムドリンクとして供されるオリジナルのハーブティーは、日本で味わったことのないボタニカルな香りと清涼感。店内でも販売しています。
スパイスもネパールから取り寄せたり、現地に仕入れに出向いたり。ヒマラヤ山椒の「ティムール」など山椒だけで何種も使い分け、ショウガも「アドゥワ」「スント」など日本にない品種を揃えています。かなりのエスニック好きでも見たことがない色・形のホールスパイスばかりで、テンション爆上がりです。瓶に20種ほど並ぶのは、ディスプレイではなくガチで使う調味料。これを、自分たちで擂り潰し、それぞれの料理に合わせて調合するというから、気の遠くなるような手間……!
キランさん、ネパール料理への愛を語りだすと止まりません。この業界で相当腕を磨いてきたのだろうと思いきや、「本業はエンジニアです」と言うからさっきまでの話は何だったのかとズッコケてしまいます。なんと、もともと来日したのは眼科で使う白内障手術の機械の技師として働くため。こんなに気合いの入ったネパール料理店を経営する傍ら、今でも技師が本業というから驚愕です。
本当にこの辺りの国の人の仕事に対するエネルギーには感服します。やっぱりスパイスを摂取するから気力と体力が湧いてくるのでしょうか。
土曜のダルバートビュッフェは予約も可能。これから人気が出ることは間違いないので、早めに訪れておくべし!
data
- 店名
- Nepal Tea House Kathmandu(ネパールティーハウス カトマンズ)
- 住所
- 大阪府大阪市北区豊崎7-3-6
- 電話番号
- 06-6136-6655
- 営業時間
- 11:00~20:30 ※ランチ11:00~15:00
- 定休日
- 水曜
- 交通
- 地下鉄中津駅から徒歩7分
- 席数
- 28席
- 個室
- なし
- メニュー
- 昼/パロタランチ1400円、ダブルカレーライス1400円、レギュラーダルバート1680円、ランチダルバートビュッフェ(土曜のみ)2508円。夜/パニプリ600円、グッチャモモ600円、パロタセット1400円。※日曜夜もダルバートビュッフェ「カリメラ」3300円開催。
- 外国語メニュー
- 英語、ネパール語
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