果物のおいしさを主役に。大阪・中崎町『FRUITIERE KIMURA』の「フルーツオムレット」
老舗がオープンした“果物菓子店”
青果店『木村商店』の始まりは、1910年に遡る。初代の木村孫之丞(まごのじょう)氏が大阪中央卸売市場の前身である天満市場で青果物問屋を開いたのが始まりだ。その後は、阪急百貨店の青果売り場などにも進出し、100年以上にわたり、果物やスイーツを届けてきた。
そんな老舗が、本社兼製造部があったこの地に『FRUITIERE KIMURA』をオープンしたのは2022年のこと。「工房でスイーツをつくっているスタッフから、直接お客様と接し、お客様のお声を聞きたいという声があって。また長年、百貨店を中心に展開してきましたが、自社のお店を持ちたいという気持ちもあったんです」と語るのは、初代のひ孫にあたる木村亜紀さん。
コロナ禍で百貨店が臨時休業を余儀なくされたこともきっかけとなり、思い切って本社ビルの1階を改装し、初の自店をオープンした。
果物が主役の「フルーツオムレット」
「やっぱり果物屋なので、果物そのもののおいしさをシンプルに感じていただけるもの。パティシエとしての経歴を持つ製造スタッフもいるので、その技術も活かせるスイーツは何かなと考えて」と、木村さん。そんな想いから誕生したのが「フルーツオムレット」だ。
地元で暮らす人々に、「ちょっとしたおやつとして食べてほしい」。そんな想いも込められている。
果物を引き立てるクリームと生地
主役は、なんといっても果物。だが、間に挟むクリームの味が濃厚すぎたり、スポンジ生地が甘すぎたりすると、果物はその味に負けてしまう。
果物を一番引き立てる黄金比を求め、試作を繰り返した。生クリームはミルク感を抑えたあっさりめのものを厳選。生クリームとカスタードの合わせ方、スポンジ生地の砂糖やアーモンドパウダーなどの配合に至るまで、細かく微調整を重ねた。
「生クリームとカスタードの配合だけでも、納得がいくまで十数回は試作しましたよね」と振り返るのは、製造スタッフの米川さん。「製造チームのみんなには本当に苦労をかけました」と、木村さんは話す。妥協なき試行錯誤の末に理想の味わいが完成した。
ラインナップは定番の「ミックスフルーツ」「キャラメルバナナ」の2種に加え、旬のフルーツを使った季節限定商品が常時約4種。取材日に並んでいた「シャインマスカット」「いちじく」をはじめ、秋には柿、冬にはイチゴ、デコポン、初夏にはマンゴー、夏には桃と、季節ごとの味覚に出会えるのも魅力だ。
一口、端からぱくりと頬張ると、まず広がるのはフルーツの果汁。大きめにカットされた果肉のジューシーな味わいを、甘さ控えめの生クリームとカスタード、ふんわりとしたスポンジ生地がやさしく受け止める。果物の甘酸っぱさとクリームのまろやかな甘みが見事に調和し、最後の一口まで軽やかに味わえる。
もう一つの人気の手土産「フルーツクッキー」
メロン、マンゴー、ラズベリー、バナナ、レモン、パイナップル、ピーチの7種の味を楽しめる「フルーツクッキー」も人気だ。果物本来の味をそこなわないよう低温でじっくり焼き上げた本格的なクッキーで、口にすると、ほのかな果物の香りとバターの風味が広がる。個包装タイプなので、配りやすいのも嬉しいポイントだ。
商品が買える場所は
「フルーツオムレット」を購入できるのは、こちらの『FRUITIERE KIMURA』のみ。公式ホームページからはスイーツの予約も可能。お目当ての商品を事前に選んでおけば、売り切れを気にせず、店頭で受け取ることができる。
data
- 店名
- FRUITIERE KIMURA
- 住所
- 大阪府大阪市北区中崎西3丁目1番13号 1階
- 電話番号
- 06-6359-5767
- 営業時間
- 11:00~17:00
- 定休日
- 月曜、火曜(祝日は営業)
- 交通
- 阪急大阪梅田駅から徒歩7分。地下鉄中崎町駅から徒歩5分
- メニュー
- フルーツオムレット(ミックスフルーツ)432円、フルーツオムレット(キャラメルバナナ)395円、フルーツオムレット(いちじく)594円、フルーツオムレット(シャインマスカット)594円、フルーツクッキー9枚・箱入り1620円、フルーツミックスジュース400円。
- 公式サイト
- https://kimura-fruit.jp/
- 備考
- 予約サイトはこちら

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