夏バテ、疲労回復に。鰹のタタキ生春巻 ホットニンニクオイル【夏の薬膳アテ】レシピ

百薬の長、お酒と合わせるなら、アテも身体に優しいものを。
夏にぴったりのアテを、 神戸・長田の酒屋『松岡商店』の女将さんであり、薬膳コーディネーターの資格を持つ松岡晃子さんに教えていただきました。

「鰹のタタキ生春巻」は、ガツンと効いたニンニクの香りに誘われて、食欲が湧き上がってくるような薬膳アテ。胃腸の働きを助け、疲労回復に役立つカツオを主役に、大葉やニンニク、タマネギといった身体を温めてくれる食材が脇を固めます。冷房で身体が冷えがちな人にもおすすめ。
ホットニンニクオイルは、肉や野菜にも合う万能調味料なので、多めに作ってストックしておくのも◎。
「海の食材に合わせるなら、海の近くで作られる日本酒が間違いないですね。辛口の日本酒がおすすめです。また、日本ワインの赤は、お魚や醤油、ポン酢、味噌などにもよく合いますよ」と松岡さん。

材料

  • 2本分
    カツオの刺身(タタキ)…4切れ
    タマネギ(スライスして水にさらし、水気を切っておく)…1/4個
    大葉(半分に切る)…2枚
    ライスペーパー…2枚

    <ホットニンニクオイル>※作りやすい分量
    ニンニク(スライス)…1片
    サラダ油(またはオリーブ油)…100ml
    ポン酢…大さじ2

作り方

1
[ホットニンニクオイルを作る]鍋にサラダ油とニンニクを入れる。3~4分弱火にかけ、ニンニクが茶色くなる直前に火を止め、ポン酢を合わせる。
2
カツオに塩を振り、軽く手で押さえてなじませる。
3
水で戻したライスペーパーに、大葉2枚、②2切れ、タマネギ半量の順でおいて巻く。これを2本分作る。
4
②を半分に切って器に盛る。①を好みの量かける。
鰹のタタキ生春巻 ホットニンニクオイル
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profile

『松岡商店』

松岡晃子さん

日本酒や、国産ワイン、食中酒に注力する神戸・長田の酒屋『松岡商店』の専務取締役。コロナ禍や子どもの受験を気に、興味のあった薬膳コーディネーターの資格を取得。店内に立ち飲みスタンドを設け、得意の料理に薬膳の考えを取り入れたアテと酒を提供している。家庭でも再現しやすいレシピを心掛け、料理教室を開くことも。

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。