料理にも使える『素食カフェren』の18種類の薬膳食材のスープ/お取り寄せ
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精進料理の素晴らしさを
台湾出身の大川月霞(つか)さんが手がける『素食カフェren』。大川さんが大病を患ったことを機に目覚めた“素食”がコンセプトのお店だ。素食とは、肉や魚、卵、乳製品を使わない台湾式精進料理のこと。さらに、ネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、アサツキといった“五葷(ごくん)”と呼ばれる香味野菜も用いない。
2024年7月には、新たに薬膳精進料理店『薬膳 sho-jin Ren』を開店。提供されるのは、日本の精進料理と中医学の薬膳の考え方を融合させた、体と心にやさしいコース料理。大川さんは「ヴィーガンや海外の方も多い京都で、精進料理の素晴らしさや、健康についてもっと広めることができたら」と話す。
18種類の薬膳食材を使ったスープ
薬膳スープは、ナツメや陳皮、甘草など、18種類以上の薬膳食材を黄金比でブレンドし、2時間以上じっくり煮込んで仕上げる。薬膳食材がとても香り高く、ひと口含めば体が内側から整うような感覚に包まれる。ほんのりスパイシーで、デトックス効果も期待できそうだ。
「季節ごとに使う食材も変えており、夏はほてりを冷ます洛神花(ラクシンカ)や、解熱作用のある苦参(クジン)や桑枝(ソウシ)を加えます。体の不調を改善したり、デトックスになる食養生スープです」と大川さん。冷房で体が冷えやすい季節だからこそ、芯から温める一杯が大切だという。
薬膳スープは飲むだけでなく、調味料や出汁のように料理のベースとしても使えるのが嬉しいポイント。実際に、お店では薬膳鍋や薬膳カレーのベースとして使われている。普段の食卓では、野菜炒めや炊き込みご飯、ちまきに加えるのも良いそう。薬膳スープがあれば、日常の食事も手軽に薬膳料理へと変えられる。
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amakara.jp編集部
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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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