『ミチノ・ル・トゥールビヨン』道野祐子さんが作る「リンゴのホイル焼きとチキンティッカ」
お家でキャンプ飯
実力店のシェフによる“食重視”のソロキャンプをご紹介したあまから手帖の連載「Yes, solo camp!!」。「この料理、家で作れたら!」の声にお応えしてレシピを大公開。『ミチノ・ル・トゥールビヨン』のパティシエール・道野さんにリンゴのホイル焼きとチキンティッカのレシピを教わります。
澄み切った朝が大好物
野洲・マイアミ浜オートキャンプ場にて撮影。琵琶湖畔の美しい砂浜が広がり、沖島と雄大な比良山系を望む抜群のロケーション。大阪からバイクで2時間半という距離感もナイス! ここに来るときは道の駅『びわ湖大橋米プラザ』への寄り道が必須です。
30年もの間、妻として、母として、パティシエールとして生きてきた『ミチノ・ル・トゥールビヨン』の道野祐子さん。最近は毎月、愛車のスーパーカブで全国へ旅に出ます。ひとりの時間は意外と大事で野営で自然と一体化する感覚はクセに。
「呑まない私は、澄み切った朝が大好物。朝食では甘いものに囲まれて、パーティーを楽しんでいます」
朝型人間という道野さんは、明朝からフルーツやスイーツを並べて贅沢に楽しむのがルーティン。
この日の朝食はワッフル・カボチャとマシュマロのスープ・まるごとリンゴのホイル焼き、それにスパイス多めのチャイ。さらに、道の駅で買った地鶏を前の晩に漬け込み、炭焼きにしてチキンティッカに(これはキャンプ場では食べずに家族へのお土産に。夕食にすれば一石二鳥!)。
今回はこの中から、ビジュアル抜群なまるごとリンゴのホイル焼きと満足感のあるチキンティッカのレシピをご紹介します。
まるごとリンゴのホイル焼き レシピ
【材料】(1人分)
リンゴ…1個
砂糖…大さじ1
シナモンパウダー…少々
バター…ひとかけ
マシュマロ…1個
【作り方】
- ①
- リンゴは1/3ほどの深さまで芯をくり抜き、爪楊枝で周りにまんべんなく穴を開ける。
- ②
- 電子レンジ600wで5分加熱する。
- ③
- くり抜いた芯の部分に、砂糖、シナモンパウダー、バター、マシュマロを詰める。
- ④
- アルミホイルで全体を包む。
- ⑤
- オーブントースターの天板に、包んだリンゴを置いて15分焼く。
- ⑥
- 指で押してみて硬いようだったらさらに焼く。
キャンプでは熾火に突っ込むだけでホクとろで幸せな食感に。
チキンティッカ レシピ
【材料】(4人分)
鶏もも肉…2枚(600g程度)
●味付けベース…ジッパー付きの保存袋に入れて、混ぜ合わせておく。
ヨーグルト(無糖)…100g
おろしにんにく、おろししょうが…各小さじ1
塩…小さじ1
カレー粉…小さじ1
クミンシード…小さじ1
刻み昆布…ひとつまみ
【作り方】
- ①
- 鶏もも肉は余分な脂身や筋を取り除いて、味が染み込むようにフォークで6~7ヵ所刺し、2枚とも5~6等分に切り分ける。
- ②
- 用意しておいた味付けベースに鶏もも肉を入れて、よく揉み込み、味をなじませるために冷蔵庫で3時間以上おいておく。
- ③
- 魚焼きグリルに並べ、中火で様子を見ながら10~15分焼く。焦げやすいので途中で確認する。
※フライパンで焼く場合
フライパンにクッキングシートを敷き、漬け込んだ鶏もも肉を皮目を下にして重ならないように並べる。焦げやすいので弱めの中火で焼き色がつくまで5分程焼く。皮目に焼き色がついたら裏返し、フタをして7~8分蒸し焼きにする。
いい感じに焼けてきたチキンティッカ。
念願だった「スーパーカブで日本一周」が叶い、約半年間の長旅のなかで、全国の生産者さんを訪ねたり、いろんなスイーツに出合ったという道野さん。生産者さんのメッセージが伝わるお菓子作りにますます夢中なようです。
■店名
『ミチノ・ル・トゥールビヨン』
■詳細
【住所】大阪市福島区福島6-9-11神林堂ビル1F
【電話番号】06-6451-6566
【公式サイト】https://www.michino.com/
Writer ライター
あまから手帖 編集部
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