居酒屋のカレーライスは家庭の味!?
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大阪名物のスパイスカレーも昔ながらの専門店が作るカレーもよいが、たまに、食べたくなるのは家庭的味わいのカレーライス。まさに想定ぴったりの味がここに！
木曜日が待ち遠しい!? オカンのカレーライス
スパイスカレーの行列店やカレーライスの老舗、インドやスリランカのご当地ものもいれれば、日本全国相当数のカレー店が乱立する。
でも、家庭や給食で馴染み深い、いわゆる、あのカレーライス。 あれが食べたくなった時の欲求度はどんな名店をも凌ぐ強さがあるように思う。 で、だいたい家で作って食べる。なぜなら店の味ではないからだ。
昔は難なく家庭で味わっていたものだが、 年を取るに連れ、世の大半の男性は食べづらくなっているに違いない。
家庭の味を店で食べたくなるジレンマはここにある。
さて、とある日、雑誌の調査で「酒房 ぶんぷく」に伺うと、メニューにオカンのカレーライス500円とある。何でも毎週木曜日に登場し、2、3日で完売するそうだ。
その日は正直、カレーライスを欲した日ではなかったけれど、ここで出合ったのも縁とばかりいただいてみた。
もはや見た目を裏切らない味。
木曜日は作り立て、金曜日は一日置いた味、土曜日は二日熟成だが残っているか微妙。 どこを狙うかは、その日の気分に任せ、 カレーライスの口になったら絶対ここに来ようと固く心に誓うのだった。
■店名
酒房 ぶんぷく
■詳細
【住所】
大阪府大阪市西成区山王1-14-16
【電話番号】
☏06-6631-2476
【定休日】
火曜休
2024年4月号「名店とは何か？」
あまから手帖では今回、「名店とは何か？」を色々な切り口から考え、関西の「名店」を厳選。一生に一度は行きたい高級店、唯一無二の味、会いに行きたい名物店主、さらには浪速の名酒場や、売切れ御免の秘境ラーメン店、名店を継いだ名店、贈って喜ばれる口福の名品など。知られざる名店、むしろ迷店まで、あなたなりの「名店」にきっと巡り合えるはず。
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Writer ライター
あまから手帖 編集部
amakara techo
1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。
旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。
