食部門もパワーアップ！アートに溺れる「DESIGNEAST」9年ぶりに開催！

「DESIGNEAST」とは

スタートは2009年。「デザインする状況をデザインする」ことを目的に、関西・大阪を拠点に活動するデザイナー、建築家、編集者、研究者の5名を中心に始まったプロジェクトだ。 2016年の開催から9年ぶりの今回のテーマは、“相反するものがともに息づき、往来する豊かな状態を表す”ことをイメージした「IKIKIIKIIKI（いきき・いきいき）」。これを軸に、多様な体験プログラムができる3日間となっている。

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3日にわたる多彩なプログラム

クリエイティブセンター大阪の4階建ての広々とした各フロアで、
前夜祭からの3日間にわたり、多彩なプログラムを展開。

19日は前夜祭として、内覧ツアーと食事会（またはバー）を実施。
メインは21・22日の2日間だ。
会場内の3か所で、あらゆるジャンルのスペシャリストたちによるトークセッションが行われる。その肩書は、大学教授、アーティスト、建築家、料理研究家、編集者、デザイナーと実に様々だ。

さらに、オランダのアーティストとオリジナルデザインの家具を作るワークショップや、ダンボールを使ったインスタレーション、移住と家族をめぐるドキュメンタリー映画の上映などなど、どれに行こうか迷うほどのプログラム。
エキシビジョンとして、日本を代表するファッションブランド「Mame Kurogouchi」は2021年に開催したエキシビション「10 Mame Kurogouchi」以来約4年ぶりに大規模な展示を、岐阜県多治見のタイルブランド「TAJIMI CUSTOM TILES」はデザイナーと協業した作品を一同に展示する他、多数の作品が登場ということで、おしゃれ好きにはたまらない。
そのほか、京都のカレー店『森林食堂』や、建築図書専門書店などのポップアップ、バーカウンターなども。

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食事会、立ち飲み、マーケット！アツい食部門

9年ぶりの開催で注目していただきたいのは、アート部門だけではない。食部門もかなりぶ厚くなっている。

【19日の前夜祭】では、「種と旅とDESIGNEAST：4人のシェフによる５皿の食事会」として、『山フーズ』の小桧山聡子さん、『villa della pace』の平田明珠さん、『ikuta』Daiki Abeさん、『neutral』北嶋竜樹さんら4人の料理人たちが一皿ずつ、デザートは全員で仕上げるというコースを展開（要予約・23000円・定員40名）。予約不要の「TACOS＆BAR」も夜を盛り上げる。

【20・21日】はナチュラルワインと各地の料理人が手掛けた料理が楽しめる立ち呑みエリアや、在来種野菜や天然酵母の味噌、クラフトアイスやタコスなどが買えるマーケットも。
出店店舗は、“旅する八百屋”や、ナチュラルワインの生産者、添加物を使わない商品を扱うショップなど、こだわりが詰まった店ばかりだ。
参加店舗のひとつ、野菜料理『ひのめ』では子ども料理教室も開催するそう。

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こうした食部門プロデュースするのは、在来種・固定種の野菜を軸とした野菜を販売するオーガニック直売所『タネト』の店主・奥津 爾さんだ。奥津さんが主宰するイベントの一つに、在来種・伝統食を味わう祝祭「種と旅と」がある。今回の出店はそこで繋がった日本各地の料理人や農家、八百屋などから、20の店舗が参加するというものだ。
さらに、今回だけの特別インスタレーション「いのちのやさい」も展示。これは、奥津さんが大阪・関西万博手掛けた作品「野菜のいのち」の再現であり、万博で見れなかったという人にも嬉しい内容となっている。

【20・21日の出店リスト】
青果ミコト、AKITO COFFEE、TANIGAKI、sun.days.food、OFF、樹和堂、SUNPEDAL、HOWENE、Botanical Life、patisserie code、ひのめ、五ふしの草、藤原みそこうじ店、イシハラ昆布、山フーズ、Daiki Abe、サゴッジョ、sisi

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アートに造形が深い人にとっても、普段は縁がないという人にとっても、知識欲を刺激し、感覚や感性を揺さぶるような機会になるに違いない。9月の週末のおでかけに、ぜひ。
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