国内で京都だけ。予約制の「ブルーボトルコーヒー」が2026年春限定営業をスタート

アメリカ・カルフォルニア州オークランド発のコーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」。2002年の創業以来、世界5か国に100以上の店舗を展開。そのなかでも限られた都市のみに「STUDIO」と呼ばれる特別な存在が。日本国内では、春と秋になると、京都・南禅寺近くに期間限定でオープン。今春は5月18日までの毎週金・土・日・月曜、「Future of Coffee」をテーマにコーヒーコースを提供中だ。

1日15名までの特等席

『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』は5席のみ。お席にどうぞ、とカウンター越しに声をかけられ席につくと、大きな窓にカフェ棟と中庭が広がる。店が面している南禅寺の参道とは対照的な静けさで時間の流れがゆったりしている。
ここは春と秋のみオープン。1日3回、各回5名までの限定(予約制)でコーヒーコースを提供している。

京都・南禅寺『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』店内
Photo by Yusuke Oishi
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京都・南禅寺『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』外観
Photo by Yusuke Oishi
築100年を越える京町屋をリノベーションして2018年にオープンした『ブルーボトルコーヒー 京都カフェ』。「ブルーボトルコーヒー」以外にも、「Aesop」「DESCENTETOKYO」などを手掛ける『スキーマ建築計画』が設計。 手前がはなれ棟で奥はカフェ棟。『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』ははなれの2階にある。
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「ブルーボトルコーヒー」の「STUDIO」とは

日本の喫茶文化に影響を受けたという、「ブルーボトルコーヒー」創業者のジェームス・フリーマン氏。その思いを体現する場「STUDIO」の1号店として、2023年3月に誕生したのが『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』だ。京都を起点に、上海、香港、ソウルといった限られた都市でのみ展開され、季節限定でコーヒーコースを提供している。「ブルーボトルコーヒー」の世界観や味わいにとどまらず、コーヒーの文化や背景までまるごと体験できる。

未来を見据えたコーヒーコース

コースはドリンク6点とスイーツ3点で構成され、そのテーマはシーズンごとに変わる。今回は「Future of Coffee」。ベトナム産とマレーシア産のリベリカ種や、インド産のエクセルサ種などの希少な豆を使用。口に含むと甘く、果実味のある香りが特徴的だ。

これらの品種は、世界のコーヒー生産量の中ではわずか約1%。しかし、気候変動が進む今注目を集めている。アラビカ種と比べて、リベリカ種やエクセルサ種は深く根を張る背の高い樹木として育ち、厳しい環境や高温にも強い。そのため、より低い標高やアラビカ種の栽培が難しくなりつつある地域でも育つことができるのだ。

京都・南禅寺『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』コースのドリンク
Photo by Yusuke Oishi
「Future of Coffee」のコーヒーコース8910円より。上/コースの幕開けはコーヒーノキのオリジナルドリンク「LEAVES,FLOWER,CHERRY」、左下/「SOLUBLE」、右下/コリアンダーやカルダモンを合わせたスパイシーなアルコールドリンク「DIGESTIF」(ノンアルコールも選択可)。
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京都・南禅寺『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』コースのスイーツ
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上/麦茶入りの香ばしいクラッカー、左下/バジルを添えたパート・ド・フリュイ「KOHAKU」、右下/ココナッツフィナンシェ。
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コーヒー豆の産地に着想を得たスイーツは、パイナップルとライムが香るパート・ド・フリュイなど。トロピカルな風味でコーヒーが引き立つ。

京都・南禅寺『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』ネルドリップ
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「SHORT CUP」はネルドリップで。ほかペーパードリップの「LONG CUP」、「AU LAIT」などドリンクは全6点。
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京都・南禅寺『BLUE BOTTLE STUDIO - KYOTO -』BGM
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レコードは音楽家でもあるフリーマン氏がセレクト。関西のカフェから集まった精鋭のバリスタ自身が回によって選曲する。
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味や香り、豆の産地や抽出方法など、コースを通してコーヒーのさまざまな要素に向き合うことができる。
海外からの来客も多く、全体の約半数を占めるとか。土日は満席のことが多いので、ゆったりと過ごせる平日午前の回が狙い目。ひとりで訪れて静かにコーヒーと向き合う時間を過ごしても。

『Blue Bottle Studio - Kyoto -』入口
Photo by Yusuke Oishi
はなれ棟の一角にある『Blue Bottle Studio - Kyoto -』の入口。
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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。