【ひと手間レシピ】『京都ネーゼ』シラスとアオサのパスタ

『京都ネーゼ』森 博史シェフ流の“ひと手間”は、シラスの素揚げ。アサリだしでアオサ海苔をふやかし、生シラス、アサリのむき身とパスタを合わせたら、カリカリのシラスをトッピングして食感豊かに。アサリだしは、鍋にアサリと少しの水を加えて蒸し煮にし、口が開いたら漉すだけ。「漉した汁でアサリのむき身を洗うと、砂が確実に取り除けますよ」。

材料(1人分)

【ひと手間レシピ】『京都ネーゼ』シラスとアオサのパスタ、材料
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パスタ(スパゲッティーニ)…90g
アサリ…10~11個
シラス…40g
アオサ海苔…1g
米油…50㎖
オリーブ油…小さじ1
昆布入り塩水(0.5%の塩水に昆布適量を一晩浸ける)…2L
柚子皮・塩漬け唐辛子(柚子胡椒で代用可)…適量

作り方

①アサリだしを作る
アサリはよく洗ってから鍋に入れ、水30㎖を加えて蓋をする。口が開くまで加熱したら、漉す。殻から身を外し、濾した汁で洗って砂を確実に取る。その汁をさらに漉したものが、アサリだし。

【ひと手間レシピ】『京都ネーゼ』シラスとアオサのパスタ、アサリだしを作る
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②スパゲッティーニを茹でる
スパゲッティーニを昆布入り塩水で6分30秒茹でる。手順④でアサリだしを含ませるので、塩辛くならないよう茹で汁の塩分は0.5%(2Lの昆布塩水+10gの塩)に。茹で時間は短め、やや硬めに仕上げるとよい。

\ここがひと手間/
③シラスを素揚げする
シラス20gと米油を合わせて約5分ほど熱し、カリカリに揚げる。余熱で火が入るので、目安はキツネ色。香ばしくなるので、少しくらい焦げてもOK!

【ひと手間レシピ】『京都ネーゼ』シラスとアオサのパスタ、シラスを素揚げする
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④アオサ海苔をアサリだしでふやかす
フライパンに①のアサリだし・アオサ海苔・生のシラス20gを入れて熱し、アオサ海苔をふやかす。アサリのむき身は加熱すると身が縮むので、最後に加える。

【ひと手間レシピ】『京都ネーゼ』シラスとアオサのパスタ、アオサ海苔をアサリだしでふやかす
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⑤スパゲッティーニを合わせる
スパゲッティーニを加えてざっと和える。味見して塩分がきつければ水を加えて調整を。

『京都ネーゼ』シラスとアオサのパスタ、スパゲッティーニを合わせる
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⑥カリカリのシラスをトッピング
皿に盛り、③の揚げシラスをのせてオリーブ油を回しかける。少し辛味と柑橘香があると味が引き締まるので、削った柚子皮と塩漬け唐辛子を混ぜて添えるとよい。

『京都ネーゼ』森 博史シェフ
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教えてくれたのは、『京都ネーゼ』森 博史シェフ
1971年、愛知県生まれ。『アルポルト』などの名店で腕を磨き、イタリアンブームをけん引した『バスタパスタ(閉店)』のN.Y.店でも経験を積む。京都の調理師専門学校の講師を務めた後、2007年に独立。『京都ネーゼ』=京風と謳うだけあって、地元の食材を軸にしたアラカルトが人気。「ペペロンチーノ」や「カルボナーラ」などベーシックなパスタが楽しめる、今や希少な一軒でもある。

シェフのパスタ108

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writer

中本 由美子

nakamoto yumiko

青山学院大学を卒業し、料理と食の本を手掛ける東京の「旭屋出版」に入社。4年在籍した後、「あまから手帖」に憧れて関西へ。編集者として勤務し、フリーランスを経て、2010年から12年間、編集長を務める。21年、和食専門ウェブ・マガジン「和食の扉〜WA・TO・BI」を立ち上げ、25年に独立。フリーの食の編集者&記者に。産経新聞の夕刊にて「気さくな和食といいお酒」を連載中。