
福井名物のソースカツ丼を大阪で。『ソースカツ丼カフェ エチゼン』
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福井の味を再現
カツ丼といえば、玉子とじのものを思い浮かべる人も多いはず。ですが、福井県では薄くスライスされたカツに、ソースをたっぷり絡めたソースカツが主流。このソースカツは、老舗洋食店『ヨーロッパ軒』が発祥で、福井のソウルフードとして多くの県民に愛されています。
そんなソースカツ丼を大阪で味わえるのが『ソースカツ丼カフェ エチゼン』。マスター・金錫彦さんは、「玉子とじより絶対美味しいのに、なぜ県外ではあまり見かけないのか」と思ったのをきっかけに、福井出身の女将・ゆかりさんと一緒に20軒以上も食べ歩き。研究を経て、2023年5月に同店を開きました。
40年以上続いた喫茶店をそのまま引き継いだというお店は、おしゃれなレトロカフェのよう。比較的新しいお店ではありますが、街の景色に自然と馴染んでいます。
薄切りカツはサクサク食感
看板メニューのソースカツ丼は、白飯の上にソースがたっぷり染みこんだカツが3枚ものっていて豪快。照り照りのカツや甘いソースの香りが食欲をそそります。
ソースカツの特徴ともいえる薄切りのカツは、背ロースを筋切りにして、叩き延ばしてつくるそう。これにきめ細かなパン粉を薄く付け、高温で揚げれば完成です。
カツ以外の食材にもこだわっており、ご飯は福井・越前大野産のコシヒカリ、ソースも同じく名水と名高い大野の生産者のものを。一口食べると、果物や野菜の甘みが濃いソースと豚の旨みがほかほかのご飯と相性抜群で、ご飯がどんどん進みます。
福井でソースカツ丼を食べたことがある方は、思い出の味との再会に。まだ食べたことがない方は、“新たなカツ丼の味”を体験することができますよ。
data
- 店名
- ソースカツ丼カフェ エチゼン
- 住所
- 大阪府大阪市天王寺区空堀町16-13 第二和光ハイツ102
- 電話番号
- 06-7896-7457
- 営業時間
- 11:00~15:00
- 定休日
- 無休、臨時休業あり
- 交通
- 地下鉄玉造駅から徒歩7分
- 席数
- テーブル19席
- メニュー
- ソースカツ丼(並)980円。

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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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