名物は泉州野菜盛りだくさんのコース。大阪・新町『ラ・ギャロワーズ』

大阪・新町。おいしいスポットがまだまばらだった2005年から、この街に店を構えるのが『ラ・ギャロワーズ』です。長きにわたって大勢の舌と目を楽しませて来た大阪イタリアンの実力店へ、いざ。泉州野菜をふんだんに使ったコースがいただけますよ。

ライブ感満載のイタリアンレストラン

まだ飲食店もまばらだった大阪・新町にイタリアンレストランをオープンさせた武直樹さん。「食べることも見ることも好きな人に、しっかりと食事をしにきてほしい」と、当時は珍しかったオープンキッチン&カウンターメインのお店で腕を奮い始めたのは2005年のこと。およそ20年が経つ現在も、季節ごとの旬の素材を大切にした美しい料理をコースで提供し続けています。

『ラ・ギャロワーズ』内観
「全てを見られることは大変ですが、やりがいでもあります」と、シェフの武さん。
『ラ・ギャロワーズ』シェフの武さん。
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自慢は地元の泉州野菜

武さんが開店以来ずっと大切にしているのは、地元である南大阪で作られる泉州野菜をふんだんに使用すること。味が濃く、甘みも十分にある泉州野菜を知ってほしいという思いはもちろん、開店前に自分の目で選び抜いた新鮮な朝採れ野菜を調理できるのも、ご贔屓の理由です。

小ポーションの8皿コース

こちらではランチ、ディナー共にお任せのコースのみを月替わりで展開。 ディナーは付き出し、前菜、パスタが各2皿ずつ、メイン、デザートの計8皿、泉州野菜がたっぷりヘルシーで目にもおいしい料理の数々が供されます。前菜「和歌山のアオリイカと春野菜のサラダ」は、オレンジ白菜やロマネスク、ういきょうに菜の花など多彩な泉州野菜にバジルとピスタチオのクリームを添えて。卵黄だけを使用し水を加えずに練り上げた生のタヤリン(タリオリーニ)を使ったパスタは、そのツルもち感にうっとり。

『ラ・ギャロワーズ』サラダ
ディナーの冬のお任せコース13310円(税・サ込み)から。前菜の「和歌山のアオリイカと春野菜のサラダ」。
『ラ・ギャロワーズ』パスタ
パスタは「猪と芽キャベツのラグーソース」。
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8皿を完食してももたれないようにと、ひと皿ずつのポーションは気持ち小さめというのも嬉しい心遣い。大阪らしいイタリアンが愉しめる一軒です。ぜひ大切な人と素敵な時間を。

『ラギャロワーズ』外観
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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。