
気取らずゆる飲みできる、サルシッチャ専門店。京都・神宮丸太町『Salsiccia! DELI』
小道に佇むサルシッチャ専門店
京都・神宮丸太町駅から徒歩約5分。「こんな路地に?」という細い小道にある『Salsiccia! DELI』。店主の鈴木直哉さんが「地元の人の方が迷う人は多いかもしれないですね。観光で来られた人は、地図を頼りにしてたどり着けるみたいです(笑)」と話すのも納得の、ちょっと隠れ家的なロケーションです。
イタリアの日常の味を日本でも
ところで、サルシッチャに特化した店を開こうと思ったきっかけとは?
「以前イタリアのレストランや精肉店で働いていたんです。イタリアではサルシッチャってめちゃくちゃ日常的な食べ物なんですよ。でも現地でご近所さんだった日本人の友人と帰国後に再会したときに『そういえば日本にはサルシッチャってないよね』なんて話になったんです」
周囲の人々のリクエストに応えて作ってみたところ好評で、数々のご縁が重なり2018年にお店をオープンしました。
鈴木さんいわく、現地におけるサルシッチャのポジションは、日本で例えるならば精肉店のショーケースの一角にある味付き肉的な存在とのこと。それゆえ、「イタリアの知り合いには『え、お肉屋さんじゃなくてサルシッチャ専門店なの!?』と驚かれますね」。
フィレンツェで学んだレシピをもとにアレンジを加えて手作りするサルシッチャ。「イタリアの地域によって味わいの違いは本当に様々ですね。関西だからといってみんなが白味噌を使っているわけではないように、正解はないんです」。
気取らずゆるりと過ごす幸せ
サルシッチャ単体ではなく、お酒やパン、たっぷりのサラダなどと一緒になってこそ成立するとの想いから、山盛りの新鮮なサラダがついた「サルシッチャと薬味サラダ」がメニューの主役。
旨み溢れる肉汁が押し寄せる肉肉しいサルシッチャ。季節の野菜やフルーツを使った山盛りのサラダやワインで口の中がさっぱりとしたらまた一口…と、エンドレスで食べられそうです。
ワインを片手にお肉と野菜を口一杯に頬張る。そんなふうに気取らずゆるりと過ごせる幸せな時間って、意外と貴重。「休みの日に『あー、自分の店で飲みたいな』って思うんですよね(笑)」という鈴木さんの言葉にも納得です。
塩、コショウ、ニンニクで味付けしたシンプルな「いつもの」を含む3種類が週替わりで登場するサルシッチャ。ふわりと山椒が香る「さんしょ2024」や「パクチーしょうが唐辛子」、中国の赤唐辛子の塩漬けを使った「パオラージャオとドライトマト」…などなど、変わり種に出合えるのも楽しみの一つです。
ホットドッグ片手に鴨川でのんびり
店内でゆるりと過ごすのもいいですが、ホットドッグをテイクアウトして鴨川へぶらり、なんてのも最高です。
ホットドッグは水・木のみの限定販売。缶で気軽に楽しめるクラフトビール1100円とも相性抜群です。
おうちでもサルシッチャ!
ほぐしてパスタにしたり、切れ目を入れて押しつけてポークハンバーグのようにして味わったりと、アレンジも楽しいサルシッチャ。テイクアウトしたらぜひ冷蔵庫に常備して、自宅でもサルシッチャを楽しんでみてはいかがでしょうか。
data
- 店名
- Salsiccia! DELI
- 住所
- 京都府左京区吉田下阿達町45-23 貸家中号室
- 電話番号
- 075-754-8078
- 営業時間
- 火曜/販売のみ 11:10〜夕方(品薄の可能性があるため、事前確認をおすすめします)、水曜/ホットドッグと販売 11:27〜17:07、金曜/販売のみ 11:27〜17:07土日・月/レストラン営業 14:03〜21:34
- 定休日
- 木曜
- 交通
- 地下鉄神宮丸太町駅から徒歩約5分
- 席数
- テーブル10席
- メニュー
- 「サルシッチャと薬味サラダ」3300円〜(「いつもの」1本+700円、「フェンネルシード」1本+750円、「パオラージャオとドライトマト」1本+780円)、パン300円、ラザニア2400円〜、グラスワイン1200円前後。
- https://www.instagram.com/salsicciadeli/
recommend