横丁奥のカウンター小料理店。東大阪・河内花園『春輝ッチン』

近鉄・河内花園駅から歩いてすぐ。路地奥に迷い込んでいくようなワクワク感もたまらない「和(なごみ)横丁」を進むと現れるのが、モダンなカウンター席が印象的な小料理店『春輝ッチン』です。

横丁奥の小料理店

ラグビーの聖地・花園ラグビー場に程近い河内花園。駅から北へ少し歩いたところにある花園商店街の中に、古民家を利用した飲食店が集まる「和横丁」があります。その横丁の奥に佇むのが『春輝ッチン』です。

『春輝ッチン』和横丁
「和横丁」内には焼き鳥やラーメン店、バルをはじめとした9店舗が並びます。
『春輝ッチン』外観
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カウンターで楽しむおばんざい

2011年、この横丁に惹かれ店を開いたのは店主の松下春輝さん。自らの目がしっかりと届く、カウンターのみの店で、天ぷらのコースをメインにお客さんの舌を楽しませてきました。
そして年月を重ねた2022年、開店前から胸に秘めていた「小料理店をやりたい」との思いを叶えるべく、天ぷらを主軸に据えながら季節の素材を使ったおばんざいも揃う店へと店名も新たにスタートを切りました。

『春輝ッチン』内観
松下さんとの会話も楽しめる距離の近さも魅力のひとつ。
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季節素材の天ぷら&炊き合わせ

『春輝ッチン』厨房
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メニューのラインアップは幅広くなっても、やはり人気&松下さんのおすすめは「天ぷら」! 薄く衣をまとわせた季節の旬の素材を、菜種油にゴマ油をブレンドした揚げ油でカラリと。鍋の前に座ることができれば、その技を楽しむことも可能です。
そしてもうひとつおすすめがあります。それは「季節野菜の炊き合わせ」。この日は「タコを使った料理がいつも好評で」というご自慢のタコと菜の花、あわびの炊き合わせです。タコがふっくら柔らか、心から日本酒が恋しくなる味付けにホロリ。

『春輝ッチン』「天ぷら」
「天ぷら」は1種400〜800円ほど。おまかせ8〜9種4800円。口に入れるとふわっとゴマ油の香りが立ちのぼります。天ぷら塩は岩塩に昆布茶、山椒などをブレンドしたオリジナル。
『春輝ッチン』「季節野菜の炊き合わせ」
「季節野菜の炊き合わせ」1200円。
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グッと距離の近いカウンターのみの店だからこそ、お客さんの声に応えることも多いのだとか。「おすすめを見つくろって出してと言われるのが一番嬉しいです」という松下さんに委ねてみるのも、大正解です!

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。