
ふわとろ明石焼きと鮮度抜群の海鮮。大阪・福島『多幸屋3組』
明石焼きと海鮮、日本酒のお店
『多幸屋』グループは、もともとタコの卸業者。タコを柱に計4店舗を展開しており、『多幸屋3組』は、明石焼きと海鮮、日本酒がコンセプトのお店です。「明石だこ、手長だこ、水だこ、モロッコ産のたこと、国内で食べられるたこを全て取り揃えています」と店長さん。それだけに、明石焼きをはじめ、たこの照焼串、たこぶつ、よだれ蛸…と、タコ料理のバリエーションが充実しています。また毎朝、大阪市中央卸売市場で仕入れている魚介を使った海鮮メニューも人気です。
タコ足が出た明石焼き
看板メニューの明石焼きについて「うちの明石焼き器は、一玉のサイズが大きいものを使用しているので、ボリューム感があるんですよ」と店長さん。
明石焼きは箸で持つと、ふるふると揺れるほど柔らか。一口食べると、外は香ばしく、中は卵とだしの優しい味わい。タコが大ぶりなのも嬉しいポイントです。生地にもしっかり味がついているので、そのままでも美味しいですが、すっきりとしたカツオと昆布のだしにくぐらせるとさらに美味。
鮮度抜群の活魚&個性派メニュー
必食の名物はもうひとつ。旬の魚介がラインナップされたお造り盛り合わせです。タコは噛めば噛むほど甘みがあふれ、寸前まで生け簀に入っていた車海老は、ぷりぷりで濃厚な甘み。さらに驚くのは、“素材そのもので勝負!”と言わんばかりに分厚く切られた切り身です。
タコ卸業者ならではのメニューが、毎年3月頃〜夏前限定で登場する、手長たこの踊り喰い。オーダーが入ると、生け簀から明石産タコを取りだし、ぶつ切りに。食べていると、ときどき吸盤が口の中にくっつき、これが鮮度の良さの証です。
同店では、海鮮を使ったユニークなメニューも見逃せません。例えば海鮮麻婆豆腐は、定番のひき肉と豆腐のほかに、牡蠣と白子(海鮮の種類は季節変わり)を加えた品。自家製麻辣ソースや花椒のしびれる辛さに、牡蠣と白子のクリーミーさがマッチ。思わずビールが欲しくなってしまう、ピリリとした味わいです。
日本酒は常時50種以上
日本酒は、“魚料理に合うもの”を基準に、常時50種以上取り揃え。北海道や福井など、オーナーが現地に直接出向き、各地の日本酒を仕入れているそう。おすすめ3種を試せる「飲み比べセット」もあるので、迷ったらこちらをどうぞ。
4品食べ放題ランチも人気!
夜だけではなく、お昼でも新鮮な海鮮が食べられると人気です。平日ランチメニューの「お造り御膳」は、その日仕入れた新鮮なお造りが主役。これに、魚のフライと自家製タルタル、タコと大根の煮物(日替わり)、北海道産スルメイカの塩辛、炊き立て土鍋ご飯、豚汁、1個50円もする高級卵「龍のたまご」が付いて、1200円とはお得。
人気を集める理由はこれだけではありません。何と、イカの塩辛、ご飯、豚汁、龍のたまごは食べ放題なんです。こんな大盤振る舞いなサービスも、「いっぱい食べてほしい」というおもてなしの気持ちから。
福島という街中で、これほどまでに鮮度抜群の海鮮をいただけるのは貴重。「美味しい海鮮を食べたい」そんな時にこそ、訪れてほしい一軒です。
data
- 店名
- 多幸屋3組
- 住所
- 大阪府大阪市福島区福島2-6-7
- 電話番号
- 050-5571-3136
- 営業時間
- 11:30〜14:00、17:00〜22:30
- 定休日
- 大晦日、元日
- 交通
- 各線福島駅から徒歩7分
- 席数
- カウンター11席
- 個室
- 半個室1室(4名~8名)
- メニュー
- 明石焼き1280円、手長だこ踊り喰い1280円、お造り盛り合わせ(7種2人前)1980円、海鮮麻婆豆腐1580円、平日ランチ1200円、日本酒3種飲み比べ980円
- https://www.instagram.com/takoya_3kumi/

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