
蕎麦×スパニッシュの新形態バル。大阪・西天満『SOBA SUZU』
contents
蕎麦とスパニッシュの融合
アンティーク風の木製扉や小窓のある外壁が、おしゃれな雰囲気のこちら。ビストロやカフェのようですが、スペイン料理と手打ち蕎麦を組み合わせた蕎麦バルです。
お店を手がけるのは、大阪・西天満で人気のスペイン料理店『DuKKAh(デュカ)』のオーナー・松本詠一さん。「日本で蕎麦打ちを学んだスペイン人が帰国後に店を開いたら、こんな感じになるだろう」というイメージをもとに、店を立ち上げたそう。
シェフを任されたのは、鈴木竜路さん。バルやビストロのほか、自家製粉の蕎麦屋を立ち上げた経験を持つ腕利きの料理人です。
タコのガリシア風は本場の味
蕎麦前の料理には、そばがきといった蕎麦屋らしいメニューのほか、タパスや蕎麦と生ハムのクロケッタといったバルらしいメニューも。なかでも、「スペインの味を忠実に再現している」と、自信を持っておすすめするのはタコのガリシア風。ピメントン(パプリカパウダー)とオリーブオイルで味付けされたタコを食べると、柔らかい身から旨みがじゅわっと広がります。
締めには自家製そばを
バスクワインと共に蕎麦前を満喫した後は、ざるそばで締めるのが定番。細く繊細な蕎麦をまずはバスクの塩で味わうと、青い香りが鼻を抜け、喉越しが爽やかです。そばつゆは、シェフの好みに合わせて、醤油が強めの関東風。カツオの旨みがしっかりとした濃い目のだしと合わせたつゆは、赤ワインやシェリーと絶妙にマッチします。
このほかにも、柑橘やお茶を練り込んだ蕎麦や、大葉やキノコなどを取り入れた季節限定の蕎麦も登場します。この日は、イカスミと黒ゴマを練り込んだ真っ黒な麺「カラスミ蕎麦」がスタンバイ。かえしとアマニ油で和え、仕上げに自家製カラスミをたっぷり削った一品は、締めとしてだけでなく、ワインのお供にもぴったりです。
data
- 店名
- SOBA SUZU
- 住所
- 大阪府大阪市北区西天満6-6-12 1F
- 電話番号
- 06-6867-7730
- 営業時間
- 12:00〜13:30LO、17:00〜21:30LO
- 定休日
- 火曜
- 交通
- 地下鉄東梅田駅、地下鉄南森町駅から徒歩10分
- 席数
- 10席
- メニュー
- タコのガリシア風1980円、カニのバスク風グラタン1540円、カラスミ蕎麦2200円、スペインワイン・グラス770円〜。
- https://www.instagram.com/soba_suzu/
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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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