関西モーニング手帖Vol.13/ネパールの朝カリーを『PUJA 松坂屋高槻店』で

高槻を拠点に吹田、甲子園口、宝塚、六甲などに6店舗展開する『カトマンドゥカリーPUJA』。実は松坂屋高槻店だけモーニングを実施しています。“朝カレー”はさほど珍しくないですが、朝からネパールカレーを食べられるお店はかなりレアですよね。

ネパールカレーの草分け的存在

『PUJA』はチェーン店なのかな?と思っている人も少なくないはず。ランチはナン食べ放題、セットメニューが豊富なので企業が運営しているように勘違いされがちですが、全くの個人店です。23年前にネパールのカトマンドゥから来たプジャさんが、アーユルヴェーダ(医食同源)の考えに基づいた料理を手掛けています。店舗の運営をマネージャーの浅野達則さん、ホール係を日本人スタッフが務めており、衛生面やサービスにおいても管理を徹底。高槻の郡家新町に2007年に本店を構え、住宅街中心に駐車場を完備した店舗を展開してきました。

ちょうど本店の開店から20年を迎えました!
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インド・ネパール料理店はあちこちで見られるようになり、正直「どこも味が似ている……」と感じている人も少なくないかもしれません。しかし「そうならないように、スパイスも野菜も牛乳も上質なものを使うことで他と差別化しています」とプジャさんは自負します。

ネパールやインドで経験を積んだ料理人が厨房に立ちます。定期的に全店の料理人が集まって試食会を開き、味にブレがないかチェックするとのこと。
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カレーはネパール本場の味と言うよりも日本人の口に合ったクリーミーな北インド系に寄せており、バターや生クリームを多用するため原価は上がるばかりだとか。「このご時世、コストを下げるお店が多いですが、当店はクオリティはそのままで価格も据え置き。正直大変ですが、美味しいものを食べてほしくて」とプジャさん。

実はマネージャーの浅野さんとプジャさんはご夫婦。ネパール旅行でプジャさんの美しさに惚れ込んだそうです!
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なぜ松坂屋高槻店だけ朝営業しているのか

なぜ松坂屋高槻店だけモーニングセットを提供しているのかと聞くと、「開店が10時なので、昼には早いかなと。あと幼稚園にお子さんを送ったお母さんたちが寄るのにちょうど良い時間なんです」。朝ごはんにも昼ごはんにもなるモーニングセットが好評だそうです。

地下1階の隅っこにありますが、ランチタイムは満席に。終日プレートのセットを提供しているので、ランチ難民に喜ばれています。
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モーニングはパンではなくナン

巨大なバターナンにスープ、サラダ、ドリンクが付いた「モーニングの基本セット」が605円。そこにカリーや目玉焼きやタンドリーチキンなどを追加していくスタイルで、お腹の具合で自由にカスタマイズできます。

タンドールで焼きたてのナンは端っこがカリッ、内側はふわっとしっとり。濃厚な牛乳をたっぷり使い卵を多めに配合するため、ほのかに甘くミルク感が強いのが特徴。これだけでも美味しくいただけます。

モーニングの基本セット605円。ドリンクはラッシーやチャイなどから選べます。
目玉焼きorスクランブルエッグの追加は+115円。
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どんどん足していくとこうなる

+396円でカリーを追加することができ、マサラ・バター・パラック(ほうれん草)・カトマンドゥの4種の味から選べます。具はキーマ・ビーフ・ダル(豆)、チキン。量がしっかりあるので、モーニングと言いつつランチにもなる食べ応えです。

写真のカトマンドゥカリーは淡路島の農家から届くタマネギをじっくり炒め、小麦粉を使わずに仕上げた濃厚なカレー。モチモチのナンは+143円で食べ放題になります(!)。
タンドリーチキンティッカは+159円、チーズナンへの変更は+121円。
チーズナンの他、ほうれん草ナン、ガーリックナン、ゴルゴンゾーラチーズナン(ハチミツ付き)、カシミールナンなど様々なナンに+121円で変更できます。
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ナンを他のナンに変更することもでき、8割ぐらいのお客さんがチーズナンを選ぶそう。今でこそチーズがずっしり詰まったチーズナンは珍しくないですが、「20年ほど前にこのタイプのチーズナンを考案したのはここだと思います。自分がチーズいっぱい食べたかったので」と浅野さん。チーズはナチュラル、ゴーダ、モッツアレラの3種をブレンドし、脂っこさがなく、1枚食べても胃もたれしない工夫もされています。

全盛りバージョン(写真のカリーはパラック)。これで総額1396円。昼どきに来ても11時半までモーニングがオーダー可能なので、プレートを頼むよりお得になります。
写真はバター×ビーフのカリー。日によってバター×チキンだったり、バター×ダル(豆)だったりと、カリーのベースと具の組み合わせが変わるというわけです。
辛さは0~11段階まで選べ、3ぐらいが普通の辛さ。ちなみに唐辛子は自家畑で栽培しているんです!
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朝から晩までランチセットもオーダーOK

モーニングの時間からランチ(プレート)セットも注文できるので、「めっちゃお腹が空いている人」と「あまりたくさん食べられない人」が一緒に来ても困りません。プレートのセットは、カリーにタンドール料理、ネパール料理1品、サラダ、ドリンク、ナン食べ放題が付いて成人男性でもかなり満腹になるほどです。

また、松坂屋高槻店は場所柄、年配客が多いので、白ご飯のカリーライスも用意。「ナンでもターメリックライスでもなく、白ご飯に合うようにルーを研究し、炒めタマネギをしっかり利かせた欧風カレーに仕上げました」とのこと。

カリーライス1232円。「日本人に媚びまくったカレーです!」と浅野さんは言いますが、タマネギの甘みと欧風的なスパイスが実に味わい深く、これはこれでクセになる美味しさです。
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買い物途中にデザートナンはいかが

意外とネパール本国にも同じメニューがあるという「デザートナン」。セットではココナッツを練り込んだカシミールナン、あんこナン、チョコレートナンのどれかをセットにできます。アイスクリームを溶かすとアツアツ、ひんやりの食感のギャップが楽しめます。

スペシャルデザートセット880円。チャイなどのドリンク付き。カシミールナンはココナッツの香りとシャキシャキの食感が特徴的で、エキゾチックなテイストです。
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ランチは終日オーダーでき、テイクアウトもお薦め。本格的なネパール料理を出すフェアも時々開催し、ネパールの絶品豆スープやおかずをプレートで楽しむダルバート定食もたまに登場するなど色々な楽しみもあります。

松坂屋高槻店限定で、めっちゃ!カリーパン330円を店頭販売。百貨店の催事やイベントでも出合えるので見つけたらお試しを。
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最後ですが、希望者には世界記録を持つ辛さの無農薬自家栽培唐辛子「キャロライナリーパー」で作った調味料が出てきます。嗅いだだけでも目が痛くなるほどで、少量でも凄まじい破壊力なので激辛好きはお試しを(あくまでも自己責任で)。

モーニングからランチ、ランチタイムを逃した人、買い物途中の甘いもの休憩まで、オールマイティーに利用できます。
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writer

猫田しげる

nekota shigeru

北海道出身。20年以上、グルメ誌、新聞地域面、旅行本、レシピ本などの編集・ライター業に従事。各地を転々とした挙句、現在は関西在住。「FRIDAYデジタル」などのweb媒体で記事執筆。めったに更新しない猫田しげるの食ブログ 「クセの強い店が好きだ!」と恐ろしくフォロワー数の少ないInstagramをヨロシク!

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