南インドのドーサとビリヤニで、スパイス補給ランチ!大阪『エリックサウス 西天満店』
米文化の南インド料理をめざして
主食が小麦中心の北インドに対して南インドは米が中心。稲作が盛んで、米によく合う味わいとサラッとしたテクスチャーのカレーが多い。さらに、油分が少なく、スパイスの力で素材の味を引き出すのが特徴だ。アラビア海やベンガル湾に面しているため、魚メニューも多く、日本とは数多くの共通点があるという。
2020年、西天満の一角に誕生した『エリックサウス西天満店』は、南インドを代表する軽食でガレットのようなドーサと、インド各地で愛されるビリヤニが看板。『エリックサウス』でドーサを常時味わえるのは、関西ではこの店だけだ。
メニューはグループ共通のカレーやビリニヤニに加え、西天満店では店長の檀野太我(だんの たいが)さんが好きだという、インド南東部、アーンドラ・プラデーシュ州の料理で構成したプレートなどテーマ性のある限定メニューも随時ラインナップ。例えば、マスタードを利かせたオイルとビネガーでマリネした「アーンドラ風チキンピックル」など、唐辛子や酸味のある味わいが特徴の一品を味わえる。
南インドのガレット、ドーサをミールスで
朝食や軽食として親しまれているドーサは、米と豆をひと晩水に浸して挽いたものを発酵させ、その生地を鉄板に薄く広げてパリッと焼いた郷土食。「焼くことより発酵の温度管理が難しい。毎日、気温と湿度を見て発酵温度を決めています」。
そのまま生地を楽しむプレーンもあるが、スパイシーなマッシュポテトをドーサで巻いた「マサラドーサ」が現地の定番。
そんなマサラドーサが付いたランチの膳には、野菜と豆のカレーで南インドでは味噌汁的存在である「サンバル」、コショウ水を意味する南インドの辛くて酸っぱいスープ「ラッサム」、選べるカレー、定番の豆カレー、ドーサに絡めるとスイーツ感が増すクリーム「ココナッツチャトニー」、ヨーグルト、お店オリジナルの配合で炊き上げたミックスライス、パパドが盛られ、南インドの定食であるミールスの楽しさが凝縮。
現地では当たり前というサービス、バスマティライスとサンバル、ラッサムはおかわり自由というのも嬉しい。
骨付きチキンがごろっと入った看板のビリヤニ
この店のもうひとつの看板である「チキンビリヤニ」は、バスマティライスを、ホールスパイスとマサラ、スパイスでマリネした骨付きチキンと共に生米から炊き上げる1品。
運ばれた瞬間、ライスからスパイスの芳しさが立ちのぼり、頬張れば、パラリと軽やかなライスに肉がたっぷり。
「当店の考えでは、ビリヤニは肉料理。ご飯と肉が1対1になるよう仕込んでいます」と檀野さん。途中でヨーグルトの「ライタ」をかければ口の中がリセットされ、最後のひと口まで新鮮な味わいでスプーンが止まらない。
この他、注文してから炊き込む「骨付きマトンビリヤニ」や「ベジタブル&パニールビリヤニ」、なんと牡蠣や鮎を使う季節のビリヤニも。
「基本は南インドで食べられているカレーや現地のビリヤニを表現していますが、日本の季節の食材を使い当店流にすることも多々あります」。
オーナーによるメニュー表も注目!
カレー1種のプレートならば、1050円から。そこに好きなカレーや惣菜、ピックル(漬物)などをカスタマイズできるのも『エリックサウス』の魅力。ぜひ、自分好みの食べ方を見つけてほしい。
文筆家のオーナーによる「ビリヤニの知識」や「カレーとミールスの楽しい食べ方」など、待ち時間を楽しめる読み物も充実し、ランチタイムが楽しくなること間違いない。
data
- 店名
- エリックサウス 西天満店
- 住所
- 大阪府大阪市北区西天満4-1-9 ニュー若松ビル1階
- 電話番号
- 06-6585-0408
- 営業時間
- 11:00〜14:30LO、17:00〜料理21:00LO・ドリンク21:30LO
- 定休日
- なし
- 交通
- 京阪なにわ橋駅から徒歩6分、京阪・地下鉄淀屋橋駅から徒歩11分
- 席数
- テーブル35席
- メニュー
- 昼/シングルカレープレート1050円、選べるカレープレート1340円〜、カレー&ビリヤニプレート1590円。夜/ミールスコース2800円〜。チキンティッカ484円、鯖のバナナリーフ包み焼き880円など単品も。
writer

佐藤 良子
satoryoko
料理取材に徹して20年の食ライター。歴史が好きなため、料理史の観点から見るレストラン取材がライフワーク。日々賑やかな小学生2児の母。
Instagram@ryocosugar
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