東大阪『シェ・アオタニ』のバターをたっぷり使用した洋風どら焼き「石切もちどら」

バターの風味が香る皮に、とろりと伸びるお餅、たっぷりのつぶあん。どら焼きなのに、生地はまるでパンケーキのようで、和と洋を合わせた味わい。「石切もちどら」は、地元で長年愛される『シェ・アオタニ』の定番手土産だ。

長年培った技術を携え、独立

近鉄けいはんな線・新石切駅から徒歩3分ほど。洋風の外観ながらも石切の街に溶け込むように佇むのが『シェ・アオタニ』だ。

『シェ・アオタニ』外観
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「もともと大阪・八尾の洋菓子店に勤めていて、30歳くらいの時によくこの辺に来ててね。なんかいい雰囲気やなと思って」と話すのは、オーナーシェフの青谷展行(あおたに のぶゆき)さん。その後、1998年に独立し、『シェ・アオタニ』をオープン。2003年に、現在の場所へ移転した。

『シェ・アオタニ』内観
広々とした店内では、ケーキなどの生菓子や焼き菓子、和菓子など、多彩な商品を揃える。
『シェ・アオタニ』ショーケース
フルーツを巻き込んだ「切り株ロール」や、イチゴと濃厚なチーズを合わせた「フレーズフロマージュ」など、フルーツを使ったケーキが豊富。
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『シェ・アオタニ』オーナーシェフ・青谷展行(あおたに のぶゆき)さん。
オーナーシェフ・青谷展行(あおたに のぶゆき)さん。大阪・八尾市の『モン・ナポレオン』で約20年勤めた後、1998年に自店をオープン。現在、洋菓子職人歴48年。
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洋菓子職人らしい看板商品を

そんな同店の転機となったお菓子が、「石切もちどら」だ。

「お店も開業して5年経ち、看板商品が必要やと思って。何かないかと探したんです。あとは、もともと和菓子とかあんこも好きやったし、前職の洋菓子店でもどら焼きをつくってたんで」と青谷さん。

ただ、洋菓子屋が和菓子をやるなら、自分らしいものを──。そう考え、生地にはバターをたっぷり加えて洋風に。さらに当時では珍しく、お餅を中に挟むことを思いついたという。

2年かけて完成した「もちどら」

『シェ・アオタニ』オーブン
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苦戦したのは、生地づくり。洋菓子は生地をオーブンで焼く一方、どら焼きは生地を銅板で焼く。洋菓子と同じ生地を銅板で焼いても、最初は膨らむが、すぐにぷちゅっと萎んでしまう。そこで、生地に太白ごま油やこんにゃく粉を加えるなど、試行錯誤した。最終的にポイントになったのは、「生地の混ぜ方だった」という。

そうして、約2年をかけ、名物「石切もちどら」が完成した。

ひと口食べると、ふわふわとしたパンケーキのような皮からバターの風味が香る。滋賀「雪姫羽二重糯(ゆきひめはぶたえもち)」のもち米を使用したお餅は、きめ細かで伸びがよく、ふっくらと炊かれた粒あんと一体となって口の中に広がる。洋菓子の技法を取り入れながら、どら焼きの魅力もしっかりと残した味わいだ。

「石切もちどら」は、同店から徒歩数十秒の場所にある姉妹店『創作石切菓子 展』で焼き上げている。『シェ・アオタニ』でも焼きたても味わえるので、タイミングが合えばぜひ試したい(「焼きたてもちどら」の販売情報は、公式Instagramなどで当日朝に発信)。

『シェ・アオタニ』石切もちどら
石切もちどら1個356円。5個・箱入りは2130円。焼きたてがおすすめだが、自宅で食べる場合は電子レンジで500w・10〜15秒ほど温めると、焼きたてに近い味わいになるそうだ。 ※w、秒数は目安。どら焼きについているカップは取り外して温めを。
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『シェ・アオタニ』小豆
あんこは、北海道『十勝とやま農場』の小豆「きたろまん」を使用。あんこも自家製。
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「夢ち~ず」「ふわり」も手土産に

手土産として、「石切坂 夢ち〜ず」と「石切ふわり」も人気だ。

「石切坂 夢ち〜ず」は、クリームチーズと新鮮な卵、発酵バター、牛乳をたっぷり使用して作った半熟チーズケーキ。持つとフルフルと揺れるほど柔らかい。チーズの濃厚な味わいがありながら、口溶けは滑らかで、さらりとひとつ食べられてしまう。

『シェ・アオタニ』石切坂 夢ち〜ず
石切坂 夢ち〜ず1個216円。5個・箱入りは1150円。毎朝10時に焼き上がるので、焼き立てを狙うのもおすすめ。
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「石切ふわり」は、ふわりと軽い生地に濃厚なクリームを挟んだブッセ。生地には「吉野葛」を混ぜ込み、“ふわっと、やや弾力のある“独特の食感に仕上げている。

『シェ・アオタニ』石切ふわり
石切ふわりは、プレーン(1個345円)、抹茶(1個345円)、チョコ(1個380円)の3種。抹茶には、石臼で挽いた京都宇治の抹茶にあんこ、チョコには薄い板チョコレートが挟んであり、また別の味わいを楽しめる。
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商品が買える場所は

「石切もちどら」「石切坂 夢ち〜ず」「石切ふわり」は、『シェ・アオタニ』の実店舗で購入できるほか、公式オンラインショップでもお取り寄せできる。

『シェ・アオタニ』イートインスペース
スイーツとともにコーヒーや紅茶などを楽しめるイートインスペースも。
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編集部選☆間違いない関西手土産

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