がばい旨か肴と酒があるばい! 大阪・天六『さがん酒蔵 旬彩川﨑』

がばい旨か肴と酒があるばい! 大阪・天六『さがん酒蔵 旬彩川﨑』

飲み会手帖

2022.08.31

文:「あまから手帖」編集部・松崎聖子 / 撮影:下村亮人

天六の駅からすぐ、天満の賑わいから少し外れた場所に暖簾を掲げるお店。2022年3月にオープンした、佐賀の地酒や郷土料理を味わえる居酒屋です。 新鮮な魚介から、佐賀牛、ありた鶏まで佐賀の味が満載。意外な名物や知られざる珍味の登場に話が弾み、飲み会が盛り上がりそうですね!

目次

大将は佐賀出身、和食歴30年 佐賀って美味しい! を体感 店舗情報

大将は佐賀出身、和食歴30年

大将の川﨑修二さんは有明海に面した白石町出身で、大阪で30年以上、和食店でしっかり腕を磨いてきた方。「佐賀の食材やお酒の魅力を伝えたい!」と、天神橋商店街で佐賀料理店に勤めたのち、ここを開店。

「九州=焼酎と思われがちですが、佐賀は日本酒が美味しいんです」と川﨑さん。県内ほぼ全蔵という23蔵の酒を用意しているというから驚きです。『幸姫酒造』の「笑酒」や、『五町田酒造』の「東一 純米吟醸 Nero 夏酒」、『窓乃梅酒造』の純米大吟醸「佐嘉」などなど…。

佐賀直送のレアな酒のラインナップ、たまりません。

大阪『さがん酒蔵 旬彩川﨑』川﨑修二さん幻の魚「エツ」を手にする大将・川﨑さん

大阪『さがん酒蔵 旬彩川﨑』料理佐賀牛の炙りポン酢1980円、エツの刺身1200円(夏季限定)、チキン南蛮750円。佐賀の酒「光武(みつたけ)」の熱燗を合わせて。

佐賀って美味しい! を体感

その美酒に合う美肴はまず、「佐賀の珍味盛り」から。ワラスボにクジラ軟骨の粕漬、シオマネキの塩漬けと、まさしく珍味のオンパレード。

さらに完全無農薬栽培の自然薯の揚げ出しや、旨みが濃い佐賀牛のマルシン炙りポン酢、福神漬け入りの手作りタルタルソースが絶品のチキン南蛮など、こちらも佐賀の食材が満載。

ちなみにお造りは「エツ」といって、佐賀でも県外不出という幻の魚だそうです。佐賀にゆかりのある方、佐賀に行ってみたい方、とにかく美味しい日本酒と肴が味わいたい方…どなたにもお薦めしたい一軒です。

大阪『さがん酒蔵 旬彩川﨑』佐賀ん珍味5種盛り佐賀ん珍味5種盛り1500円。これだけで日本酒一合はいけそうです。

大阪『さがん酒蔵 旬彩川﨑』自然薯のとろとろ揚げ出し自然薯のとろとろ揚げ出し820円。素揚げしただけなのに、モチモチと弾力満点。

■店名
『さがん酒蔵 旬彩川﨑』
■詳細
【住所】大阪市北区天神橋6-2-2
【電話番号】090-5363-0672
【営業時間】通常は18:00~23:00頃
【定休日】不定休
【お料理】造り3種盛1000円、玉蜀黍(とうもろこし)かき揚げ620円、ありた鶏 柚子胡椒もも塩焼き780円、金桜豚ロース自家製味噌漬け920円。生ビール中550円、日本酒G600円~。

あまから手帖/2022年9月号

語りたい名品

特集は、進化し続けるテイクアウト&お取り寄せが満載。こちらは連載「岡さんの郷土の肴に乾杯!」に登場。

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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