EXPOホール「シャインハット」で「日本食Wonder Trip」が開催されました

「日本食Wonder Trip~世界に誇る日本食魅力発見の旅~」が6月7日、大阪・関西万博のEXPOホール「シャインハット」で開催されました。イベントには「ブラタモリ」に出演されたこともある、大阪大学総合学術博物館副館長・船越幹央さんや、あまから手帖編集顧問・門上武司も出演。「日本食の魅力」がクイズ形式で出題されました。

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わたしたちが毎日食べている日本食。なかでも、「日本人の伝統的な食文化」として注目を集める和食が日本ユネスコ無形文化遺産に登録されたのが2013年。それから約10年。世界中からさまざまな人々やもの・ことが集まる2025大阪・関西万博をきっかけに、「日本食の魅力」を改めて学ぼうという本イベント。

「日本食(和食)の精神世界へ」「日本食の魅力を紐解く」「世界へ誇る日本食」「世界へ羽ばたく日本食の未来」の4パートに分かれて6問のクイズ形式で進行。司会はフリーアナウンサー・八木早希さん。大阪大学総合学術博物館副館長・船越幹央さん、あまから手帖編集顧問・門上武司も出演しました。

大阪・関西万博イベント「日本食Wonder Trip」会場
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クイズでは例えばこんな問題が。ユネスコ無形文化遺産になった「和食」の特徴のひとつは何でしょう。
①年中行事との密接な関わり
②食材に対する感謝の気持ち
③両親への感謝の気持ち
④食材と器のマリアージュ

答えは①です。
「もとは宮中で行われていた年中行事。新年、節分、、、関西だと大根焚きやかぼちゃ供養などもありますね。行事に登場する食事は先祖や神様に感謝を表す意味もあったんですよ」と船越さん。 最近では2024年に「伝統的酒造り」もユネスコ無形文化遺産に登録されました。日本酒、焼酎、泡盛、みりんなどを製造するときに用いられる技のことですね。
「酒処はきれいな水が取れる場所にあります。水=椀物に始まり水=水物(デザート)に終わる和食の構成からもわかるように、和食にとって水はなくてはならない存在です」と門上。

イベントの最後には「外食元年に位置付けられた1970年の大阪万博から55年。ここから新たに世界へ日本食の魅力を届けていきたい。お腹も満たしながら万博を楽しみましょう」と、主催である『大阪外食産業協会』会長・中井貫二さんが締めくくりました。

イベントはクイズ形式だったので、話し合いながら答えを出して楽しむ様子のご家族も。特賞の3名には20000円の食事券や博物館のペア招待券、ほか70名にも6000円分の食事券やお菓子がプレゼントされ会場は盛り上がりました。

大阪・関西万博イベント「日本食Wonder Trip」出演者
右から順に、大阪大学総合学術博物館副館長・船越幹央さん、フリーアナウンサー・八木早希さん、『大阪外食産業協会』会長・中井貫二さん、門上武司。食博覧会のマスコットキャラクター・フッピーも駆けつけました。
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EXPOホール「シャインハット」
会場となったEXPOホール「シャインハット」。会期中は毎夜、プロジェクションマッピングを実施。世界中のクリエーターから「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに募った作品が月替わりで上映されます。
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ORA外食パビリオン「宴」
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ORA外食パビリオン「宴」マップ
本イベントを主催した『大阪外食産業協会』によるパビリオン「宴」。道頓堀に見たてられた1階は1~9丁目までの9ブースで常時出店、テイクアウトができます。2階では食育イベントや料理教室も開催。
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子どもにもおすすめパビリオン「EARTH MART」で食事に感謝を

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。