高いやん!と思ったら…。『タイムアウトマーケット大阪』新店6店を実食

「言うてもお高いんちゃうの~?」と開業当初の『タイムアウトマーケット大阪』にそんな印象を抱いていた方、朗報です! 2026年5月から6月にかけて、ラーメン店など6ブランドが常設として出店し、ぐっと使いやすくなりました。ランチ需要にもがっちり応える新生タイムアウトマーケット大阪の、新たな店舗を全て実食レポートします。

5月から1000円台のランチもスタート

グラングリーン大阪南館地下1階にある『タイムアウトマーケット大阪』は、世界各地で展開されるフード&カルチャーマーケットの日本初進出施設として昨年オープンしたフードマーケット。が、正直なところ「単価が高い」「インバウンド向け?」と、普段使いには難しいという噂も。

しかしこの5・6月、店舗の入れ替えを終え新たに6店が入店。5月にはすでに全店で1500円以下のランチがスタートしており、オフィスワーカーなどに向けターゲット層を拡大中です。

タイムアウトマーケット大阪の内観
一人席も団体席も少人数向けテーブル席もあり、仕事や作業もできる電源席も備えた寛容なフードマーケット。
タイムアウトマーケット大阪のランチ
1000円を切るランチメニューもありますよ!
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新ブランド全部食べてみました。ビュッフェ式のプレートも!

●破格のプレートを毎月繰り出す『Le Chef du Mois』
まず最初に驚いたのが『Le Chef du Mois』。フレンチ界で有名な『リュミエールグループ』総料理長の唐渡シェフが監修し、月替わりで仏・伊・日・中などジャンルを超えたトップシェフが料理を担当。例えば今月は、野菜料理8種をお客さんが好みで取り分ける野菜プレートに、カスレとスープまで付いたランチが2000円!

タイムアウトマーケット大阪のLe Chef du Mois
6、7月は唐渡シェフ監修のメニュー。月替わりで各シェフが今月のワンプレートを創作します。
タイムアウトマーケット大阪のLe Chef du Mois料理
カスレ(白インゲン豆、豚肉、ソーセージなどの煮込み料理)に、南瓜のポタージュ、野菜料理のビュッフェ(盛り付けは1回のみ)、水出しのティーが付いて2000円とは……。
タイムアウトマーケット大阪のLe Chef du Mois料理
お披露目会に駆け付けた唐渡シェフ、いつでもサービス精神旺盛です。
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●本店と違うチャーシューで勝負の『天命』
ラーメンマニアが大好きな“じんめん”グループによる新業態『天命』は、酒ソムリエ赤星慶太氏とのコラボレーション店舗。ラーメン4種、日本酒9種を用意し、それぞれのラーメンに合わせた日本酒をセレクトしています。昼から寄ってはアカン店ですね(笑)。特筆すべきはチャーシューが本店の厚切りとは違った「レアチャーシュー」であること。しっとり柔らかく、酒のつまみに良さそう……。

タイムアウトマーケット大阪の『天命』料理
出汁を使わずに水と醤油をベースに仕上げたスープですが、ホタテと濃口醤油の重厚感が凝縮しています。
タイムアウトマーケット大阪の『天命』料理
ラーメンRICHは1350円。日本酒3種のペアリング付き2290円~。
タイムアウトマーケット大阪の『天命』酒
日本酒は飲む順番まで指定。1杯で3種の日本酒を飲み比べ、味の変化を楽しみます。
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●万博の英国グルメ再び!『Furai Guys』
『Furai Guys』は英国と大阪の味をフュージョンさせたフィッシュ&チップスがウリ。衣に大阪産の青のりや七味などを加え、白身魚をふっくら揚げています。太めのポテトも手作りで、かなりビールが止まらない味です(なので、これも昼は危険)。

タイムアウトマーケット大阪の『Furai Guys』料理
フィッシュ&チップス1800円。タルタルソースとワサビのソースでやや和風に。写真では分かりづらいですがかなりの大きさです。
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●韓国発・驚愕の柔らかチキン『まにぽぽ』
ここまでジューシーなフライドチキンがあるのか!と驚愕したのが、韓国料理の『まにぽぽ』。心斎橋の店を閉めて出店しただけあり、韓国風フライドチキンは唯一無二の味。ヤンニョム、ハニーマスタード、スノーチーズ、ネギ塩胡椒のタレでいただくので、8個全部食べても飽きません。

タイムアウトマーケット大阪の『まにぽぽ』』料理
韓国風フライドチキンは8個1960円。4種のソースで味変しまくり!
タイムアウトマーケット大阪の『まにぽぽ』』料理
オモニから受け継いだ味だそうですが、このクオリティが家で出るって、韓国すごい。
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●たこ焼きと侮るなかれ『くれおーる』
「定番の『くれおーる』か……」と侮ってはいけません。こちらでは、「ポルチーニソースとパルミジャーノレッジャーノがけ」という、たこ焼きの域を飛び越えたイタリアンたこ焼きが待っています。口に入れると、すさまじいポルチーニ香。「Takoyaki is World Gourmet!」と叫びたくなるフュージョンたこ焼きです。

タイムアウトマーケット大阪の『くれおーる料理
たこ焼きポルチーニソースとパルミジャーノレッジャーノがけ980円。
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●ランチ限定メニューに注目『クンテープ』
大阪のタイ料理好きには説明不要な『クンテープ』では、ガパオライス、カオマンガイ、グリーンカレーなどが並びます。ガパオ&パッタイセットは、2種が楽しめる欲張りメニュー。ランチタイム限定で、タイの屋台で親しまれている「カオケン」も登場するというから気になります。

タイムアウトマーケット大阪の『クンテープ』料理
ガパオ&パッタイセット2000円。ホーリーバジルが爽やかに香ります。
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全17店舗、昼も夜も使い方は自由

もちろん、『肉といえば松田』『渡邊咖喱』『Seiichiro,NISHIZONO』といった既存の10店舗もお見逃しなく。フードマーケットなのでどの店で購入しても好きな席で味わえるし、月の半分以上はライブやステージショー、スポーツ観戦など何かしらのイベントも充実しているので、どんな用途でも立ち寄れるのが嬉しいです。

タイムアウトマーケット大阪の内観
フードコートではなく“フードマーケット”。その呼び名も都会的ですね!
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「高い」「おしゃれすぎる」「場所が分かりづらくて辿り着けない」などと囁かれていたタイムアウトマーケット大阪。おしゃれすぎるのと迷いやすいのは間違ってはいませんが(JRうめきた地下口をひたすら左!と覚えましょう)、敷居の高さはぐっと解消されました。

確かに中にはアッパーな価格の料理もありますが、リーズナブルな価格帯のメニューを大幅に増加し、「価格のボリュームゾーンを下に拡げた」という印象。つまり、デイリー使いも特別な日使いもできるよう、選択肢が増えたことですね。実際、一人でコーヒー片手にノマドワークする方や、携帯だけ持って連れ立ってやってくるシゴテキ風なオフィスワーカーも見かけました。昼からめっちゃ飲んでいるグループもいらっしゃいました(笑)。

タイムアウトマーケット大阪の内観
世界13都市で展開し、街を編集する「Time Out」が手掛けるフードマーケット。日本では大阪だけです!
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大阪の選りすぐりの人気店が集まっているので、ここで大阪グルメオールスターが味わえ、実は観光客にとって穴場だと思います。

余談ですがこの取材の数日後、東京から来た知人をドヤ顔でここに案内しました。「たこ焼きもスパイスカレーもある!」と大層喜ばれました。

writer

猫田しげる

nekota shigeru

北海道出身。20年以上、グルメ誌、新聞地域面、旅行本、レシピ本などの編集・ライター業に従事。各地を転々とした挙句、現在は関西在住。「FRIDAYデジタル」などのweb媒体で記事執筆。めったに更新しない猫田しげるの食ブログ 「クセの強い店が好きだ!」と恐ろしくフォロワー数の少ないInstagramをヨロシク!