大阪・塚本『手打ち蕎麦 むらおか』で名店仕込みの二八蕎麦を

大阪駅のひとつお隣の塚本駅から、徒歩3分の好アクセス。下町ムード漂う『手打ち蕎麦むらおか』でいただけるのは、親しみやすくも香り高い二八蕎麦。少数精鋭のアテも揃うので、真昼の蕎麦呑みにもピッタリです。

大阪の名店『なにわ翁』で修業

店主の村岡紀昭さんは、東大阪の生まれ。調理師専門学校を卒業後に、熱狂的ファンが多い大阪・西天満の名店『なにわ翁』で蕎麦打ちを学んだ後、2011年に独立を果たしました。

塚本を選んだのは、「大阪駅からひと駅の好立地ながら、下町のくだけた雰囲気が色濃いエリア。僕好みのバランスだったんです」と話します。

『手打ち蕎麦 むらおか』店主
30歳で独立した村岡さん。
『手打ち蕎麦 むらおか』外観
お店は、塚本駅前商店街からすぐ。夜の営業は金・土・日曜の週末のみです。
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石臼挽きの親しみやすい〝二八″

北海道や福井、長野など、蕎麦は産地にこだわらず、その時々に良い物を殻付きの玄蕎麦で仕入れ。毎日石臼で自家製粉した挽きたてを使います。

「僕が打ちたいのは、親しみやすい〝日常の蕎麦“。風味が穏やかな二八が、落ち着く味でしょう?」と、村岡さん。用意しているのは、中力粉をつなぎにした二八蕎麦のみ。二八蕎麦だからこそ分かる甘みや程よい香り、のど越しを楽しんでもらえたらと話します。

美しい細切りのざるそばは、シャキッとエッジが立ったなめらかなのど越し。つゆのサラリとした甘みの秘密は、氷砂糖を精製する過程で生まれる氷糖蜜(ひょうとうみつ)です。

『手打ち蕎麦 むらおか』のざるそば
ざるそば850円。粉砕したカツオ節と花ガツオが利いたつゆは分厚い旨み。
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『手打ち蕎麦 むらおか』の鴨南蛮そば
しっとり仕上げた鴨ロースと鴨つくねが入った鴨南蛮そば1700円。温そばはサバやウルメイワシなどで取っただしがベース。深みはあるけれど優しいだしで、鴨の旨みをさりげなく前面に出しています。
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さりげない一品もおすすめ

10品前後と多くはありませんが、蕎麦屋定番のサイドメニューも逸品揃い。なかでも人気が高いのが、鯖の棒寿司と胡麻豆腐です。

程よく脂がのった身厚な鯖を浅めに〆た棒寿司は、嬉しいことに1貫から注文可能。温そば用のかけだしで練り上げる胡麻豆腐は、ねっとりした口あたりと豊かな旨み。同じかけだしでのばした白味噌ダレがよく合います。

『手打ち蕎麦 むらおか』の鯖の棒寿司
鯖の棒寿司は1貫300円(※1貫での注文は昼のみ)。1/2本1450円。皮目を炙ってもらうこともできます。
『手打ち蕎麦 むらおか』のニシンの旨煮と胡麻豆腐
手前は、丁寧に戻した身欠きニシンを甘辛く炊いたニシンの旨煮800円。奥が胡麻豆腐550円。
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キレのある純米吟醸を中心に日本酒は常時10種前後。ざるそばに胡麻豆腐と生ビールが付いて1800円のお得なビールセットもあるので、昼呑みにもおすすめです。

『手打ち蕎麦 むらおか』店内
畳を敷いたベンチシートのテーブル席もあります。
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