お酒を楽しむ和洋割烹 京都・新橋花見小路『祇園ごずこん』。

京都・新橋花見小路に店を構える『祇園ごずこん』。和洋ジャンルを問わない創作料理の数々をお酒と共に楽しめます。大人がゆったりと夜を味わえるカウンター割烹へ、いざ。

ゆっくりと夜を楽しむ京都の和洋割烹

清水寺と巽橋を行き来する観光客の通りが絶えない新橋通にある『祇園ごずこん』。こちらは和食、洋食などジャンルを問わない多彩な料理とお酒を楽しめる、大人のための一軒です。

『祇園ごずこん』内観
店内はカウンターがメイン。ついお隣さんの料理にも目が奪われてしまいます。
『祇園ごずこん』外観
店は観光名所・清水寺と巽橋をつなぐ新橋通沿いにあり、たくさんの観光客が行き交います。
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店主の鵜川誠二さんがこちらをオープンさせたのは2002年のこと。和・伊のプリフィクスコースが楽しめる店として始まったものの、常連さんのリクエストにひとつひとつ応えていくうちに今のアラカルト中心の和洋折衷なメニューのカウンター割烹へと変化を遂げました。

お酒を進ませる多彩な創作料理

多彩なメニューは季節ごとに変化しながら、常時70種ほどを揃えています。名物メニューの筆頭は、餃子。店をご贔屓にしていたやしきたかじんさんからのリクエストが誕生のきっかけになったのだそう! 餡はたっぷりの豚肉+キャベツや白ネギ、ニラは控えめで肉々しく。薄めの皮に包んで香ばしく焼かれた小ぶりな餃子は、赤ワインにピッタリです。

『祇園ごずこん』餃子
「餃子」1人前(写真は2人前)600円。一口食べるとさりげなくふわりとニンニクの香り。「場所柄、強いニンニクの香りは抑えています。調味ダレにニンニクを1ヶ月漬け込んで熟成させることで、カドの取れた優しい香りだけを纏わせているんです」と鵜川さん。
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そして開店当時から続く、一番人気のメニューが「白ねぎゴルゴンゾーラオーブン焼き」。炭火で香ばしく焼いて甘みを引き出した白ネギを、たっぷりのゴルゴンゾーラと生クリームのソースで満たしてオーブンで焼いた白ワインが止まらない一品。そして料理人としてのルーツが自らの釣り好きにあると語る鵜川さんゆえに「刺身の盛り合わせ」もおすすめ。木箱に入ったその日のおすすめの魚からチョイスすることが可能です。

『祇園ごずこん』白ねぎゴルゴンゾーラオーブン焼き
「白ねぎゴルゴンゾーラオーブン焼き」1人前2000円。ゴルゴンゾーラの塩味がしっかり効いているので、白ワインやシャンパンと合わせてさっぱりと。
『祇園ごずこん』魚の盛り合わせ
その日入荷している魚から選べる「刺身の盛り合わせ」2000円〜。
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店に置いてあるメニューには値段が書かれていません。その理由は「注文の際にお話を聞きながら量も調整するので、値段が明記できないんです(笑)」(原稿内の値段はおおよそ1人前の価格)。それも話を楽しむことが楽しいカウンター割烹ならではの会話の糸口。ここでは鵜川さんと話をしながら、食べたいもの、飲みたいお酒、今の気分を伝えるのがおいしい夜への近道なのです。

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。