
美食の街・台南の味を京都で。神宮丸太町『微風台南 TEARSⅡ』
contents
台南の味をそのままに
『微風台南 TEARSⅡ』 がオープンしたのは、2015年。それまで店主の平岡尚樹さんは、2軒隣で香港料理を中心としたアジア料理店を約20年間営んでいました。そんな中、「在日台湾人からリクエストをもらったり、台南出身の友達が現地のグルメガイドブックを、食べた感想メモとともに送ってくれて。その熱意に押されて」と、美食の街といわれる台南料理を極めることに。
開店当初は、9割が台湾人でメニューも台湾語のみ。今でこそ日本人のお客さんも増えましたが、「お店の原点は、台湾人からのリクエスト。できるだけ現地の味をそのまま出したい」と言い、定期的に台湾を訪れて本場の味を学んだり、調味料や紅茶、タウナギなど、日本で手に入らない材料は台湾から直接仕入れています。また、新メニューを出す時には、試作品を台南の友人のお母さんやおばあちゃんに食べてもらい、徹底的に台湾の味を再現しています。
200種以上の充実したメニュー
台湾では、ご飯を食べるお店と、お酒を飲むお店が分かれており、『微風台南 TEARSⅡ』は前者。ここでは、お酒を飲みながら食事を楽しむというより、食堂のようにご飯をメインでいただくのが台湾流です。
開店当初、100個ほどだったメニューは、「あの台南料理も出したい。それならこれも」とどんどん増やすうち、今では200以上。台湾式弁当「便當(ベントウ)」などのご飯もの、臭豆腐などのサイドメニュー、タピオカドリンクなどのドリンク、かき氷などのスイーツなど、充実したラインナップです。
甘辛味がたまらない控肉飯
一押しは、「控肉飯(コンバーブン)」。日本人に知名度の高い「魯肉飯(ローバーブン/ルーローハン)」は豚肉が細かくカットされていますが、「控肉飯」は塊のまま豪快にご飯の上に乗せたもの。食欲をそそるテリのある豚肉は、醤油、2種類の砂糖、台湾の蒸留酒・米酒、八角をはじめとした10種ほどの香料で煮込んでいます。ひと口ほおばると、豚の旨みがじゅわっと広がり、甘辛い味がご飯と相性抜群。ほのかに香るスパイスが、異国の風を感じさせてくれます。
夜限定メニューの牡蛎のオムレツ「蚵仔煎(オアジエン)」は、さつまいものでんぷんで牡蛎を炒め、卵を加えて仕上げます。モチモチ・トロトロとした生地に、甘酸っぱいソースと台湾醤油がよく混ざり合い、こちらもご飯によく合います。
台湾の定番スイーツ「豆花(ドゥホァ)」は、4種の中からトッピングを選べます。おすすめは全部のせ。ぷちぷちとしたタピオカ、甘いあずき、ほのかな苦味のある仙草ゼリー、もちもちとした芋団子…と、異なる食感や味のトッピングを、優しい甘さの豆乳が受け止めます。
異国の風を感じながら、台湾で食べた思い出の味を楽しみたい時はこちらへ。
data
- 店名
- 微風台南 TEARSⅡ
- 住所
- 京都府京都市上京区桝屋町359
- 電話番号
- 075-211-9817
- 営業時間
- 12:00〜15:00、18:00~22:00
- 定休日
- 月曜・第一火曜 ※定休日が祭日の場合は営業。翌日を代休
- 交通
- 京阪・神宮丸太町駅から徒歩6分
- 席数
- 最大30名
- メニュー
- 控肉飯(コンバーブン)880円、蚵仔煎(オアジエン)770円、豆花(ドゥホァ)・プレーン単品500円。
- 外国語メニュー
- 台湾華語・台湾語
- https://www.instagram.com/tainanbreeze/
recommend