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神戸産の野菜、“アラン・シャペル”のスペシャリテも供する 神戸・岡本『ラ・シュミネ』

岡本駅から、学生街としても知られる街のキャンパス通りを歩くこと約1分。ビルの2階にある赤いテントが目印。『ラ・シュミネ』はこぢんまりした街場のフレンチですが、ダブルでクロスがかかったテーブには、カトラリーやグラスがセッティングされており、お祝いの席やおもてなしにも相応しい素敵なレストランです。

常連必食『アラン・シャペル』のスペシャリテ

オーナーシェフの阿部真也さんは、神戸市出身。神戸ポートピアホテルに入社し、その最上階にあったレストラン『アラン・シャペル』で働きました。その6年の間には、フランス・ミヨネーの本店でも研修。2012年に自店をオープンしてから今までもずっと『アラン・シャペル』のスペシャリテを求める客が絶えないといいます。

『ラシュミネ』の阿部シェフ
オーナーシェフ・阿部真也さんとマダムの亜矢さん。2人の温かいもてなしに和みます。
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中でも人気なのが、オマール海老の料理。ロースト、サラダなど、活きたオマール海老を使い、その旨みを最大限まで引き出しており、ひと口で虜になる美味しさ。「オマール海老のサラダ」は、思っているほど特別ではなく、コースのサラダを1人1980円追加(4/1~2200円、2人~)で変更して楽しむことができるので、プチ贅沢にぴったり。他にも「甘鯛のうろこ焼き」「若鶏のベッシー包み」など、一世を風靡した『アラン・シャペル』のスペシャリテは、予約してぜひ味わっていただきたいです。

『ラシュミネ』の活オマール海老のロースト
活けオマール海老のロースト4950円。カナダから空輸で届いた活けのオマール海老(半身)をロースト。オマール海老の殻やミソから取ったソースで奥深い味わいに。
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神戸産の野菜をふんだんに使ったコース

「神戸は野菜も果物も豊富。たっぷり楽しんでほしい」と、阿部シェフ。休日には、地元の新鮮な野菜を求めて、西区や北区、さらに三田まで出かけています。集めた野菜は、サラダやスープ、料理の付け合わせやソースに。野菜の彩りを生かした華やかな盛り付けの前菜「彩り野菜のテリーヌ」が運ばれてくると、女性客から歓声が上がります。コースには20種類以上の野菜を使用しているそう。野菜だけでなく、魚はすべて天然物と、食材にこだわって日々料理しています。「技術はもちろん、素材を大切にすることを学びました」と、『アラン・シャペル』での教えを今もしっかりと守られています。

『ラシュミネ』の彩り野菜のテリーヌ
看板メニューの一つ、ランチ(全4品)3520円~(4月から3960円~)の前菜「彩り野菜のテリーヌ」。カリフラワーや菜の花など、神戸市、兵庫県産の季節の有機野菜が多種使われており、女性客に好評。神戸産ハチミツを使ったハニーマスタードソースで。
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優しく上品な味わい、軽やかな後口。本格派ながらカジュアルな雰囲気のフレンチレストラン。「ラ・シュミネ」とはフランス語で暖炉という意味で、夫妻でもてなす温かな寛ぎを伝える店のシンボル。店の一角にある暖炉の上には、『アラン・シャペル』時代の花柄の皿がさりげなく飾られています。

『ラシュミネ』の店内
店名の由来の“暖炉”の上には『アラン・シャペル』時代のプレートが飾られています。
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『ラシュミネ』のガレット・ブルトンヌ
テイクアウト、地方発送限定の「ガレット・ブルトンヌ」はお土産にぴったり。1個324円、箱入り5個1750円、10個3370円。バターの豊かな風味でさっくり、ほろほろ。ブルターニュ産のゲランド塩使用。
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