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鯛好き集合!宇和島産ブランド鯛の多彩な料理を 三宮駅近『鯛とお酒 咲咲』で味わう

三宮駅周辺のテナントビルのひとつ。小さなエレベーターで3階に上がり木の扉を開ければ、そこは落ち着いた和の空間。「鯛とお酒」と冠した店は、高級そうなイメージを持つかもしれませんが、こちらはとてもリーズナブル。女将が優しく迎えてくれるので一人でも安心して過ごせますよ。

宇和島産ブランド鯛を食べ尽くす!

『咲咲(さくさく)』は、1996年のオープン当初から旬の魚料理が楽しめる店として評判でした。しかし、コロナ禍の後、2023年からは愛媛県産のブランド鯛「鯛一郎クン」を主役に、1年を通じて鯛料理を味わえる鯛料理専門店になりました。

「“鯛一郎クン”は、生なら繊細な旨みと上品な甘みを感じるおいしい鯛。モチモチとした食感で火を入れるとふっくら。鯛尽くしのコースで、鯛を使った色々な料理を食べても食べ飽きることがありませんよ」と、女将の下川みちるさん。板前に代わって自ら庖丁を握り、多彩な鯛料理を供しています。「コロナ禍の期間にどれだけ鯛を捌いたか。おいしい鯛をよりおいしく料理して、たくさんの人に味わっていただきたくて」と、研究熱心な下川さん。

『咲咲』の女将・下川さん
女将の下川みちるさん。日本酒は、兵庫の「琥泉」「福寿」「播州一献」のほか、「船中八策」「菊姫」など定番8種類。旬の酒も豊富に揃う。1合700円~、純米酒は1合880円~。
『咲咲』の店内
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女将が選んだ日本酒と鯛のマリアージュ

“鯛一郎クン”のお造りを部位ごと、肝や皮まで味わってもらえるよう工夫を重ねたと言います。大皿に盛り込まれた造り盛合せだけでなく、あら炊き、カマの塩麹焼など、一品料理も充実。お腹具合に合わせて、あれこれ味わってみたくなります。

『咲咲』の鯛のお造り盛り合わせ
鯛尽くしのお造り盛合せ8800円のコースから。4人前。右上から時計回りで、縁側と端の昆布和え、3種盛り~背、腹、皮を炙った焼霜、腹部分の薄造りでカイワレを巻きゴマだれをかけて、昆布〆、皮の湯引き、肝の湯引き、わさびオイルのマリネ。愛媛県産「鯛一郎クン」を肝や皮まで丸ごと味わえる豪華な一皿。
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おすすめはコース料理。夏は鯛尽くし造り盛合せがメインの「鯛料理コース」、冬は上品な鯛のだしで食べる「鯛しゃぶ鍋コース」。コースのボリュームはいらないという場合には、「前菜盛合せ+鯛尽くし造り盛合せセット」もあります。

『咲咲』の前菜盛合わせ
コースに付く前菜盛合せ(単品なら1800円)。左上から時計回りに、チーズ豆富とミニトマトのアーリオ・オーリオ、茄子のピリ辛、人参のラペ、小芋の炊いたん、擬製豆富(豆腐入り玉子焼き)。1種類だと440円~。
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さらには、飲んだ後の締めに「鯛の出汁茶漬け」や、鯛の造りを溶き卵に絡めて卵かけご飯のように味わう漁師料理「宇和島の鯛めし」など、ご飯ものも充実。女子会などの集いはもちろん、3世代や家族揃っての、誕生日や長寿のお祝い、新入学や就職祝いにもぴったり。
「お食事の後の2軒目として、日本酒の飲み比べもおすすめです」と下川さん。しぼりたてやひやおろしなどの旬の日本酒は限定で入荷。時々に何があるか、まさに一期一会。昼飲みや遅飲みなど、お酒のイベントも随時行っているので、気軽に参加したいもの。

『咲咲』の鯛めし
宇和島の鯛めし1650円。生卵を溶いて、鯛のお造りを絡めてご飯にのせて味わう宇和島に伝わる漁師料理。薬味は好みで。
『咲咲』の鯛めし
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