• amakara.jp
  • おいしいお店
  • 値打ちのワインペアリングコースで魅了する、北新地の隠れ家イタリアン『HIYOMORi』

値打ちのワインペアリングコースで魅了する、北新地の隠れ家イタリアン『HIYOMORi』

値上げラッシュが続き、飲める食いしん坊はワインのオーダーを何となくセーブしてしまい、思う存分外食を楽しめないことも…。でも、こちらのイタリア料理店『HIYOMORi』は心配しなくても大丈夫。シンプルながら工夫を凝らした7品を食べて、ワイン7杯を飲んで1万円ちょい! 嬉しい一軒が北新地に潜んでいる。

お得過ぎるペアリングコース

堂島のビル地下に潜むカウンター7席だけのイタリアン。高知県出身の比与森(ひよもり)俊幸シェフとソムリエの資格を持つ奥様・恵三子さんが笑顔で出迎えてくれる。
ワイン好きなら迷わず選びたいのが、13000円のペアリングコースだ。7皿の料理に合わせ、イタリア各地のワインを中心に、恵三子さんが選んだ7種のワインが味わえる。

しかも、お酒好きで陽気な恵三子さん。大きな声では言えないが、おいしそうに飲んで食べている客のリクエストとあれば、持ち前のサービス精神を発動。「もうちょっとだけ」の声に応え、ついついおかわりを注いで、フリーフロー状態!?なんてこともあるかも。コースプラス4000円で、7杯+αのワインが飲めるなんて嬉し過ぎ&お得過ぎ!

『HIYOMORi』の店内
ビル地下にある落ち着いた空間。平日の昼は、前菜が付いたお得なパスタランチ1100円も。同じフロアの1軒おいて隣には、昼のみ営業の姉妹店『スパイスカレー チカチカブー』がある。高知県産鹿肉のジビエカレーが人気。
10

スペシャリテは“鯛焼き”!?

季節の素材を盛り込んだ前菜3品に続いて登場する魚料理は、シェフのスペシャリテ、鯛焼き。えっ、イタリアンで鯛焼き? そう。姿は、餡の詰まった可愛らしい鯛焼きそのものだが、もちろん中身は甘くない。
「たまたま道具屋筋で鯛焼きの鉄板を見つけて、これで魚料理をつくったら面白いなと思って始めたんです」。かつては、ときおり登場するだけだったが、「あれが食べたい」というリクエストが多く、ファンの希望に応えて定番に。
サクッと焼けたパイ生地の中からは、ふっくらと蒸し焼きにされた真鯛の身が。白バルサミコ酢を使った酸味の爽やかなタルタルソースとの相性もぴったり。白ワインが進む、遊び心満点の鯛焼きだ。

『HIYOMORi』の鯛焼き
料理は13000円のペアリングコースから。アップグレードコース(ペアリング付き)は16000円。いずれもデザート、コーヒー付き。なめらかな貝のムースと真鯛の切り身をパイ生地で包み焼きにしたスペシャリテ・鯛焼き。
『HIYOMORi』の鯛焼きの中
10

高知産ジビエに赤ワインが進む!

メインの肉料理は、黒毛和牛や仔羊などから選ぶことができる。お薦めは、シェフの故郷・高知県の『高知ジビエ工房』から届く鹿肉のロースト。
「もともとフレンチの料理人だった方が下処理をして送ってくれるので、臭みもなく間違いなくおいしいんです」。

低温で火入れした鹿肉のローストは、しっとりとして、くさみとは無縁の透明感のあるキレイな旨みに目を見張る。熊本産醤油や本葛を使った赤ワインソースが味を引き立て、合わせて出されたピエモンテのバルバレスコのグラスが快調に進んでしまう。

『HIYOMORi』の鹿肉のロースト
高知県産鹿肉のロースト。赤ワインにレモン汁や醤油を加え、本葛でとろみをつけたソースがクリアな鹿肉の味わいをより一層引き立てる。
10

メインに続くパスタは、季節の素材を盛り込んだ魚介系と肉系の2つの味が楽しめる。この日の魚介系は桜エビと菜の花のタリオリーニ、ボッタルガがけ。爛漫の春を感じる味わいに大満足!2種類から選ぶとなれば必ず迷うパスタ。少しずつ2皿いただけるというのもさすが。
ワイン好き、イタリアン好きの気持ちを分かってらっしゃる!と嬉しくなる。

『HIYOMORi』のタリオリーニ
一皿目のパスタは、桜エビと菜の花。手打ちのタリオリーニで。
10
『HIYOMORi』の比与森さん夫婦
同級生コンビ、仲良しのお二人。熊本県出身、笑顔の絶えない恵三子さんは「SAKE DIPLOMA」の資格も持つ。トマトやお米は恵三子さんの親戚の農家から届くものも。
10