イタリアンと洋食の融合が楽しいランチを。京都・二条城『リストランテ野呂』

東京や京都のホテル、イタリアの星付きレストランなどでキャリアを積んだ野呂和美さん。料理長も経験し、満を持して2017年に自店『リストランテ野呂』を構えた。手練れシェフの人気店で、ちょっと贅沢なランチが待っている。

リストランテの技術を気軽に

京都の街中からほんの少し足を伸ばし、二条城エリアへ。“リストランテ”という響きに気後れしそうになるが、にこやかな野呂シェフに迎えられ、リラックスするのに時間はかからない。
3年間にわたる現地修業を含め、イタリア料理をみっちり体得した野呂シェフ。「イタリアの地方料理を打ち出すこともできましたが、横文字ばかりだと堅苦しい感じも。洋食のエッセンスを取り入れながら、割烹のように自由に親しんでもらいたくて」と話す。ただし、クオリティはリストランテ級で。そんなハードルを自らに課した店名というわけだ。

京都・二条城『リストランテ野呂』野呂和美さん
野呂和美さんは青森出身。イタリア修業から帰国後、『ホテルグランヴィア京都』に招かれたのが縁で京都へ。
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店を象徴する名作・メンチカツをコースで

アラカルト中心の夜、セットやコースを用意する昼ともに名物として君臨するのが、メンチカツ。宮崎「尾崎牛」と鹿児島「幸福豚」を使用した合挽肉のタネにパン粉をまとわせ、カラリと揚げたらデミグラスソース、そして芳醇なバルサミコも合わせて仕上げ。旨みと甘み、酸味の重なりが心地よく、イタリアン×洋食のおいしい競演に頬が緩む。
ランチタイムはメンチカツ中心の気軽なセットもいいが、前菜やパスタなども欲張りたいならコースをぜひ。伏見『ヤマダファーム』などから届く旬野菜を生かした手打ちパスタは、口いっぱいに季節の風を運んでくれる。

京都・二条城『リストランテ野呂』雪の下にんじんのポタージュ
料理は本日のランチコース5500円から。コースの最初に供されるスープは、雪の下にんじんのポタージュ。
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京都・二条城『リストランテ野呂』リストランテ野呂のメンチカツ デミグラスバルサミコで
「リストランテ野呂のメンチカツ デミグラスバルサミコで」
玉ねぎをふんだんに使った軽やかなデミグラスがメンチカツを引き立てる。
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京都・二条城『リストランテ野呂』タリオリーニ 桜エビと茎ブロッコリーのバジルソース和え 自家製リコッタチーズと
「タリオリーニ 桜エビと茎ブロッコリーのバジルソース和え 自家製リコッタチーズと」
旬の桜エビの旨みと香ばしさ、ブロッコリーとバジルの青い風味が弾けるよう。
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くつろげる離れにも注目

コースの選べるメイン料理はメンチカツのほか、シェフが中央市場で目利きする魚介の一品なども。
「魚介は“正解”が毎日変わるのが面白い。カジュアルなランチでも、想像のちょっと上をいくビジュアルと味わいを目指しています」
キッチンのライブ感が伝わってくるカウンター席のファンが多いが、3人以上でゆったりと食事を楽しむならテーブル席もおすすめ。最近リニューアルした隣接の離れは、隠れ家気分でさらにくつろげる。

京都・二条城『リストランテ野呂』離れ
店の右隣に位置する離れは、木の風合いを生かした温もりあるしつらえ。
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京都・二条城『リストランテ野呂』外観
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