半世紀続く老舗ビストロで楽しむお手頃ランチコース、大阪・心斎橋『ビストロ・ダ・アンジュ』
パリの下町レストランを再現した老舗ビストロ
多くの人でにぎわう心斎橋筋商店街から一筋外れた通り。店先に掲げられたフランス国旗が目を引く。地下へと続く階段を降りると、赤白のテーブルクロスに木目調の家具。なんだか懐かしい気持ちにさせられる。
1972年、映画「パリのレストラン」に登場するフランス料理店「Au petit Marguery」をモデルに創業。当時、フランス料理といえば高級店がイメージされる中、「良いものをリーズナブルな価格でご提供する」をモットーに田舎風フランス料理を提供し、「日本初のビストロ」とも言われた。
店長の高谷涼太さんによると、スタッフは本場の料理やサービスを学ぶため現在も定期的にパリへ研修に行き、創業当時から大切にしてきたスタイルを、今も変わることなく受け継いでいるという。
デザートまで楽しめるお手頃価格のランチコース
30年以上前から提供しているという定番の「ビストロランチ」は、前菜、メイン、デザートまで揃ったコースで、メインとデザートは好みの一皿を選べる。パンと食後のドリンク付きで、平日なら2500円、週末でも2680円!心斎橋という立地を考えると、思わず二度見してしまう価格だ。
コースの始まりは前菜盛り合わせから。ガラス皿に、トウモロコシの冷製スープやスモークサーモン、鶏のガランティーヌ、スペイン産生ハムなどがぎっしり。これからの料理への期待が高まる。
メイン料理は月替わりで4種類
メイン料理は季節に合わせて4種類を月替わりで用意。例えば5月中旬からのメニューでおすすめは、豚肩肉のロースト。合わせるソースは、バスク地方の伝統的な「ピペラード」。パプリカやトマトと共にじっくりと煮込んであり、酸味とほのかな辛みが絶妙なバランスだ。
魚料理は、ラヴィゴットソースを添えたカツオのミキュイ。カツオの表面は軽く火を通し、中はしっとりとレアに。香味野菜を細かく刻んだシャキッとした歯ごたえのソースは、さわやかな酸味が効いていて、カツオの旨みを引き立てている。
必食のチョコレートムースとモンブラン
デザートは6種類からチョイス。そのなかでも、長年人気なのがチョコレートムースとモンブランだ。
チョコレートムースは、目の前でギャルソンが大きなボウルから提供するスタイル。オレンジリキュール「グランマルニエ」で香りづけされており、濃厚なカカオのコクのなかに、ほのかな苦みと柑橘の風味が残る大人な味わいだ。つるんとした見た目そのままに、口当たりはなめらかで、お腹いっぱいでもスルリと胃におさまる。
一方モンブランは、乾燥メレンゲ、生クリーム、マロンクリームの三層仕立てで栗の香りとコクがダイレクトに伝わる一品。マロンクリームはフランス「SABATON社」のものを使い、しっかりとしたボリュームながら、サクサクとした軽いメレンゲと口どけの良いクリームが重なり合う。
食後に提供されるコーヒーやフランス直輸入の紅茶とともにゆったりと味わえば、慌ただしい日常を忘れられる。「価格や内容にご満足いただき、長く通ってくださるお客さまが多いですね。2年ほど価格も据え置いています」と高谷さん。
世代を超えて愛され続ける老舗ビストロ。温もりあふれる空間で、心もお腹も満たされる。
data
- 店名
- ビストロ・ダ・アンジュ
- 住所
- 大阪府大阪市中央区心斎橋2-6-18 心斎橋早川ビル地下1階
- 電話番号
- 06-6211-6085
- 営業時間
- 11:30~15:00LO(土・日曜、祝日は14:30LO)、17:30~21:15最終入店
- 定休日
- 月曜 ※月曜日が祝日の場合は営業、翌日休み
- 交通
- 地下鉄心斎橋駅より徒歩5分
- 席数
- テーブル32席
- メニュー
- 昼/ランチコース1980円~。ソムリエきまぐれワインセット(白・赤1杯ずつ)1480円。夜/ディナーコース5500円、スモークサーモンと彩り野菜のサラダ2600円、淡路産 舌平目のムニエル 焦がしバターソース4400円。グラスワイン600円~。
- https://www.instagram.com/bistrotdanjou/
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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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