“食べるサウナ”で整う!?大阪・本町『新潟の地酒と銀しゃり 信』の野菜たっぷり豚吸い定食
“食べるサウナ”!?オフィスワーカーに愛される整うランチ
定食のメインは、新潟県のブランド豚「妻有(つまり)ポーク」を使った「豚吸い」。周りに、炊き立ての銀しゃり、日替わりの副菜、おばんざい、漬物がお膳に行儀よく並ぶ。
豚吸いは、驚くほど大きな深皿になみなみと注がれ、白い湯気がもくもくと立ち上る。「たとえて言うなら“食べるサウナ”。汗が噴き出て内臓から温められ、整いますよ!」と大将の上原信志さん。
野菜の旨みが染み出た「和風だし」と、そこにスパイスをブレンドした「カレー」の2種類。妻有ポークのウデ小間肉や旬の野菜をサッと煮込み、ふわっと卵でとじて仕上げる。中には新潟名物の巨大な油揚げ「栃尾(とちお)揚げ」も潜んでおり、ボリューム抜群だ。
食べ進めると、妻有ポークのまろやかな脂身の甘み、絶妙に食感を残した野菜、じゅわっとだしが溢れる栃尾揚げ、そして熱々の旨みたっぷりのスープが一体となり、五臓六腑に染み渡る。一心不乱にかきこめば、心地良い汗が流れ、すっきりと晴れやかな気分に。
冬場はもちろん、夏のオフィスは冷房で意外と体が冷えがちだ。そんな体を芯から温めようと暖簾をくぐる客も多く、季節を問わずオフィスワーカーの拠り所になっている。
故郷の味を伝える、新潟出身の大将
上原さんは新潟県の豪雪地帯・十日町(とおかまち)の出身。地元の居酒屋で修業をしていたが、28歳の頃に単身で大阪に。「なんというか勢いで。東京よりも遠くて、簡単には帰りにくいところに行こうと思ったんです」。
大阪では西梅田の日本料理店、ウラなんばの居酒屋などで10年以上経験を積み、2015年に「故郷の味を伝えたい」と妻の真紀さんと共に店を構えた。
開業から2カ月後にはランチ営業を開始。当初は週替わり定食も提供していたというが、豚吸い目当ての客が多く、気づけばメニューはこれ1本に。現在ではオープンから1時間足らずで売り切れてしまう日も多く、その人気ぶりは界隈でも頭一つ抜けている。
「野菜が200gほど入っているので、『ここで1日の栄養を補っている』と言ってくださる方もいます。あと、二日酔いの方が『染みる~』とスープを飲み干していく姿もお馴染みの光景です。それだけ必要とされていると、ランチ営業はなかなかやめられませんね」と嬉しそうな上原さん。
「豚吸い」を引き立てる名脇役
名物の「豚吸い」を支える脇役たちのクオリティも見逃せない。
「魚沼産コシヒカリ」を使った銀しゃりは、ランチ営業前に一升炊きの羽釜で一気に炊き上げる。米は、上原さんの友人のご実家が手がけているといい、田んぼの中でも“一番日当たりの良い特等席”の一角で、この店のためだけに育てられる。炊き立てでツヤピカに輝く米は、ひと口噛みしめると甘みと弾力が口の中に広がり、思わず笑みがこぼれる。量は大・中・小から選べるが、女性でもペロリと大盛りを平らげていくというのも納得だ。
副菜は肉や魚をメインにした料理で、この日は妻有ポークの「豚軟骨のトロトロ煮」。醤油とザラメで甘辛くとろけるまで煮込まれており、ご飯が止まらない。さらには、新潟の郷土料理「のっぺ」も。椎茸や里芋、ゴボウ、かまぼこ、こんにゃくなどを薄味で上品に仕立ててあり、素材の旨みとだしがふんわりと香る。
お膳のいたるところに野菜が散りばめられ、身体が喜ぶ栄養をチャージできる。日本人の原点とも言える、旨い汁物と米。これぞ、おしごとランチの優等生だ。
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- 店名
- 新潟の地酒と銀しゃり 信
- 住所
- 大阪府大阪市中央区瓦町3-4-10 日宝御堂ビル1階
- 電話番号
- 06-7710-5521
- 営業時間
- 11:30~13:00(売り切れ次第終了)、18:00~23:00(22:00LO) ※土曜は18:00~22:00(21:00LO)
- 定休日
- 日曜・祝日
- 交通
- 地下鉄淀屋橋駅から徒歩5分、地下鉄本町駅から徒歩6分
- 席数
- テーブル8席、カウンター7席
- メニュー
- 昼/豚吸い定食1200円、夜/風間さん家の銀しゃり1合850円、新潟の郷土料理 のっぺ680円、栃尾揚げ1本880円~(ハーフ440円~)、コース5000円~。日本酒「松乃井」600円~。
- https://www.instagram.com/niigata.shin/
- 備考
- 土曜は予約で営業(コースのみ)
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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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