意外な場所で見つけた。“前菜盛り”に心躍る、阿波座『compasii』の日替わりランチ
“前菜盛り”に心躍る、充実のランチタイム
ランチメニューは、サラダ付きのパスタランチ、「前菜盛り」付きの肉か魚がメインのランチ、そしてデザートまで堪能できるコースの全4種類。すべて自家製フォカッチャ付きで、前菜やメインの内容は日替わり。何が登場するかは、その日のお楽しみだ。
この日は、「肉のメインランチ」をオーダー。すると、プレートに可愛らしく収まった彩り豊かな「前菜盛り」が運ばれてきた。
内容は、ニンジンのキッシュ、鴨と豚バラのリエット、ウフマヨネーズ、椎茸のコンフィ、トマトと桃のガスパチョ…と、その数はなんと10種類!まさに“色んな種類を少しずつ”味わうことができ、自然とテンションが上がる。
「最初は5種類くらいでしたが、食べてほしいものを盛っていったら常に8~10種類ほどになりました」と照れ笑いを浮かべるのは、オーナーシェフの東野大輔さん。
続くメインは、豚ロースのグリル。150gもの肉塊をズッキーニ、万願寺とうがらし、パプリカといった夏野菜と共に焼き上げ、トウモロコシのピューレを回しかける。仕上げに生のトウモロコシを散らせば、夏らしさ溢れる一皿の完成だ。
肉の表面はカリッと香ばしく、中はモチッとジューシー。トウモロコシの甘みを凝縮させたソースは後味が軽やかで、フォカッチャに付けながら最後まで味わいたくなる。前菜、メイン、フォカッチャに至るまで抜かりはなく、リピーターが多いというのも納得だ。
ジャンルに縛られない、自由な店づくり
東野さんは、神戸のレストラン・カフェブランド『TOOTH TOOTH』などを運営する飲食企業「ポトマック」出身。ビストロやビアホール、カフェダイニングなどで経験を積み、中崎町にあったヨーロッパバル『BARBARA market place』では料理長も務めた。
独立し、奥さまと共に店を開いたのは2023年のこと。あえてこの場所を選んだ理由を尋ねると、「隠れ家的な店を目指したわけではないんですが、飲食店がたくさん集まる場所より、何もない場所にポツンとある方がいいなと思ったんです」と東野さん。
フレンチ、イタリアン、スペイン料理など、用意するメニューは実にジャンルレス。「好きなようにしたくて、特定のジャンルにはこだわっていません」と至って自然体だ。
そんな東野さんの感性は、店づくりにも表れている。自らセレクトしたというテーブルや椅子、照明が彩る空間は、シンプルながらも温かみがあり、つい長居したくなる心地よさが漂っている。
月1回だけの“フォカッチャサンドの日”
毎月第3水曜日は「フォカッチャサンドとアラカルトの日」。ランチもディナーもメニューは同じで、いつものフォカッチャをサンド用にアレンジして提供する特別な日だ。
普段のフォカッチャは、全粒粉と北海道産小麦「はるきらり」を使ったふんわり食感。
一方、サンド用のフォカッチャは、より水分を多く含ませ、生地を薄く平らに成形して焼き、提供前に再びフライパンで香ばしく焼き上げる。そうすることでモチモチながらも表面はカリッとした絶妙な食感に仕上げているそうだ。
この日サンドされていた具材は、ロースハム、ズッキーニのロースト、トマトのコンフィ、キャロットラペ、ナスのフムス。頬張るとトマトの水分と甘みがジュワッと広がり、マスタードソースの酸味とコクが追いかけてくる。食べ進める場所によって味が変わっていき、思わずリピートしたくなる味わいだ。
「ケチケチするのは嫌なんです(笑)」という東野さんの言葉通り、普段のランチもフォカッチャサンドも食べ応えは十分。次はどんな前菜が並ぶのか、どんな具材がサンドされるのか。その日ならではの楽しみを求めて訪れたくなる一軒だ。
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- 店名
- compasii
- 住所
- 大阪府大阪市西区立売堀5-5-14 アワーズグランデ西本町1階
- 電話番号
- 06-6978-8478
- 営業時間
- ランチ11:30~15:00(LO14:00)、ディナー18:00~22:00(LO料理21:00ドリンク21:30) ※月曜はディナー営業のみ、月曜が祝日の場合は営業。
- 定休日
- 日曜、不定休あり
- 交通
- 地下鉄阿波座駅から徒歩4分、地下鉄西長堀駅から徒歩6分
- 席数
- カウンター4席、テーブル14席
- メニュー
- ランチ/パスタランチ1500円、肉のメインランチ2000円、魚のメインランチ2200円、ランチコース3500円、ディナー/奥地ほうぼく豚のパクチーソーセージ1600円、徳島県産椎茸とししとうのフリット1200円、鮎のコンフィと蕎麦の実のサラダ カオヤム風1500円。グラスワイン1100円~。
- https://www.instagram.com/compasii2023/
- 備考
- ※ランチは現金払いのみ。
※掲載価格は2026年8月以降の価格です。7月中は一部メニューの価格が異なる場合がありますので、詳細は店舗へご確認ください。

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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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