大阪・肥後橋の新顔『TRIP Tacos』で味わう、平日限定タコスランチ

今年3月、京町堀にオープンした『TRIP Tacos』。このエリアではひときわ異彩を放つ一軒で、平日限定のタコスプレートランチが始まった。

28歳の二人が開いたタコス店

店を切り盛りするのは、関西学院大学出身で同じ音楽サークルに所属していた、28歳の池内翔太さんと高田一成さん。約2年前、ライブハウスのイベントに飲食ブースを出店したのが『TRIP Tacos』の始まりだ。

「ちょうど家でタコスパーティーをしたのを思い出して。片手でパッと食べられるし、イベントにも向いているのではと思ったんです」。皮も具材もソースもほとんど手作りで、メキシコ流に仕上げたタコスを提供した。

イベント出店を続けつつ、約1年間は堀江公園近くのホステルで間借り営業も行い、今年3月15日、ついに自店をオープン。池内さんは「この落ち着いたエリアにこんなカルチャー色の強い店があるギャップが面白いかなと思ったんです」と話す。

『TRIP Tacos』店内
レコードや雑貨、配管を生かしたテーブルが並ぶ店内は、どこか秘密基地のよう。
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『TRIP Tacos』店主の池内翔太さん
現在も音楽活動を続けている店主の池内翔太さん。関学生に親しまれる洋風居酒屋『KYU-KANBI』に高田さんと足繁く通い、いつしか自分たちも店を持ちたいと考えるようになったという。
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『TRIP Tacos』店主の高田一成さん
店主の高田一成さん。『KYU-KANBI』で学生店長を務めたことも。「オーナーに相談すると、就職して3年は働くよう言われました」と話し、高田さんは東京で、池内さんは大阪で約3年間、社会人経験を積んだ。
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平日限定!タコスプレートランチ

8月にスタートした平日限定のランチ営業。

「会社員時代、昼ご飯って結構大事だったので、午後からの気分が上がるようなランチができればと前から思っていたんです。それと夜の来店が難しい方にも店を知ってほしくて」と池内さん。

プレートにはタコス、サラダ、メキシカンピラフをのせ、タイムとオレガノが香るコンソメスープを添える。タコスは2個・3個・4個と、空腹具合に合わせて選べるのが嬉しい。

『TRIP Tacos』タコスプレートランチ
タコス4個セット1800円。タコス、サラダ、日替わりの付け合わせ、スープに加え、ピリ辛のトマトソース「サルサロハ」を絡めたメキシカンピラフがセットに。
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タコスの皮は、メキシコ産のトウモロコシ粉(マサ粉)に水を加えて生地を丸め、トルティーヤ専用のプレス機を使って一瞬で成形。ラードにつけてから鉄板で揚げ焼きすることで、柔らかさがありつつも表面はパリッとした食感になるという。

具材は、カルニタス(豚の煮込み)、チキンティンガ(ピリ辛の鶏煮)、チョリソーポテト(挽き肉とジャガイモのスパイス炒め)の3種類。「カルニタスとチキンティンガは約1.5時間、肉がホロホロになるまで煮込みます。タコスで一番手間がかかるのがこの具材作りです」と高田さん。

『TRIP Tacos』ランチのタコス
奥からカルニタス、チキンティンガ、チョリソーポテト。皮にはメキシコ産のトウモロコシを100%使ったナルメックス社のマサ粉を使う。パクチー抜きにも対応している。
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メキシコ流のタコスは、肉に玉ネギやパクチー、ライムを合わせるというシンプルなスタイル。しかも皮はグルテンフリー。それぞれにオレガノやチポトレ、チリパウダーなどの香辛料が使われており、肉の旨みと後を引くスパイシーさが印象的だ。

『TRIP Tacos』タコミート
食べやすさを重視したご飯系のランチメニューも用意。写真はタコミート900円。通常より粗めにミンチした合い挽き肉に複数のスパイスが重なり、後からシナモンがふわりと香る。カルニタスをのせたオリジナルのライスメニューも提供する。
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『TRIP Tacos』セットドリンク
+200円でドリンクを付けられる。おすすめは自家製のハイビスカスティー。乾燥させたハイビスカスの花で作るメキシコの国民的ドリンク「アグア・デ・ハマイカ」をイメージしたという。
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焼きリンゴに白身魚…夜だけの変わり種も

「タコスのソースは、サルサヴェルデとサルサロハの2種類。どちらも自家製です。緑色のサルサヴェルデには、本当はトマティーヨというメキシコの果実を使いたいのですが、日本では手に入りにくいので、キュウリやピーマンを代用しています。サルサロハは、ピリ辛のトマトソースで…」とよどみない高田さんの説明からは、タコスへの熱意が伝わってくる。

夜には「メキシコの自由なカルチャーにリスペクトを込めた」という、オリジナルタコスも登場。ヴィーガンに対応した「ハイビスカスと塩豆腐」、手作り辛味噌が決め手の「白身魚と辛ミソ」、デザートにぴったりな「焼きリンゴとクリームチーズ」など、二人ならではの発想が光る。

ジャンクフード的なイメージを持たれがちなタコスだが、ここのタコスは意外なほど後味が軽やか。まずはランチで定番を味わい、夜はオリジナルタコスを目当てに訪れたい。

『TRIP Tacos』店内装飾
池内さんが好きなアメリカのロックバンド「Grateful Dead」。店内には、アルバムから生まれたキャラクター「ダンシングベア」がそこかしこに。
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『TRIP Tacos』看板
ビルの階段を上がってすぐが店舗入り口。ランチタイムは外に置かれたこの看板を目印に。
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『TRIP Tacos』ネオン
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おしごとランチ、おでかけランチ

限られた時間と予算で、つい無難に済ませがちな毎日のランチ。 コスパ重視からちょっとした贅沢まで、明日行ける”ちょうどいい”一軒をご紹介。

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amakara.jp編集部

amakara.jp

関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。

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