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老舗の技から生まれた新定番。 京都『吉村和菓子店』の身体にやさしい和菓子

『吉村和菓子店』(お店の記事はこちら)は健康を意識する現代の暮らしに寄り添う和菓子を提案するブランド。低GIのココナッツシュガーや甜菜糖などを取り入れながら、新しい菓子づくりに挑戦している。身体を思いやる気持ちと、おいしさへの探究心。その両方から生まれた和菓子は、これからの時代に寄り添う存在になりそうだ。

身体に寄り添う和菓子を

2016年に誕生した『吉村和菓子店』は『亀屋良長』八代目・吉村良和さんの妻である由依子さんが手掛けている。伝統的な京菓子の技術を礎にしながら、これまでの和菓子の枠組みにとらわれない商品づくりが特徴的だ。

糖質への関心が高まるなか「おいしさ」と「健康」を両立できないかという思いから試行錯誤を重ねてきた。

和菓子の伝統を学びながらも、その表現は自由。素材の持ち味を引き出し、新たな価値を提案する姿勢は、ブランドを象徴する商品の随所に表れている。

吉村和菓子店内観
伝統と新しい感性が調和する店内。ゆったりとした時間の中で、和菓子の魅力に触れられる。
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「烏羽玉」から生まれた新たな一粒

ブランドを象徴する「美甘玉(みかもだま)」は『亀屋良長』の代表銘菓「烏羽玉(うばたま)」から着想を得て誕生した菓子だ。しかし目指したのは単なるアレンジではない。

“体に愛を向ける和菓子”という新たな価値を込めた一粒である。白餡をベースに、一般的な砂糖ではなく低GIのココナッツシュガーや甜菜糖、さらにココナッツミルクを使用。

餡を丸めた後、ココナッツシュガーの寒天で包み、仕上げにけしの実を添える。親しみのある意匠の中に、現代的な発想が息づいている。

吉村和菓子店美甘玉
「美甘玉」(6個入)972円。
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口に含むと、まず感じるのは白餡のなめらかな甘み。その後からココナッツミルクのまろやかな香りがふわりと重なり、和菓子でありながらどこか洋菓子を思わせる味わいへと変化していく。
甘さは穏やかで後口は軽やか。ココナッツシュガー特有のコクが全体をまとめながらも、重たさは感じさせない。

健康を意識した素材を取り入れながら「我慢して食べるお菓子」ではなく「おいしいからまた食べたくなるお菓子」に仕上げているところに、こちららしい菓子づくりの哲学が表れている。

吉村和菓子店美甘玉
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儚さを味わう一瞬の幸せ

「焼き鳳瑞〈あづき茶〉」の出発点は、通常なら捨てられてしまう小豆の煮汁だった。

海外でひよこ豆の煮汁を泡立てて活用する技法に着想を得て、試行錯誤の末に小豆でも美しい泡が立つことを発見。そこから和菓子として昇華させたのがこの商品だ。素材を余すことなく使い切る発想と、伝統にとらわれない柔軟な視点。
その両方が重なり、これまでにない和菓子が誕生した。

吉村和菓子店焼き鳳瑞
「焼き鳳瑞〈あづき茶〉」(9枚入桐箱)1,523円。
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ひと口かじると、軽やかな甘みが広がり、次の瞬間にはシュワッとほどけるように消えていく。その儚い口どけは、まるで甘い空気を食べているかのよう。

サクサクともメレンゲとも異なる独特の食感は、和菓子の概念を覆すほど新鮮だ。また小豆の香ばしさとやさしい風味が重なり、軽やかな食感の中にも奥行きを感じさせる。
開封後は時間とともに変化していくため、一番おいしい瞬間を逃さず味わいたい。

吉村和菓子店焼き鳳瑞
きな粉、有機発芽玄米+雑穀、抹茶、塩ポン菓子、いちごカカオ豆、いちご、小豆、柚子山椒とバラエティ豊かな味わい。
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商品が買える場所は

商品は四条醒ヶ井にある『吉村和菓子店』で購入できるほか、公式オンラインショップからも取り寄せが可能。

本店は『亀屋良長』に併設されており、店内にはイートインスペースも設けられている。抹茶やほうじ茶とともに生菓子を味わえるため、京都散策の途中に立ち寄るのもおすすめ。遠方の人でもオンラインで気軽に楽しめるのがうれしい。

吉村和菓子店内観
店内のイートインスペースで生菓子をいただけるのも魅力。
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