京都『梅園 河原町店』のみたらし団子。焼きたてを届ける一串一筋
甘味一筋を支える看板商品
1927(昭和2)年の創業当初は「みたらし団子」だけを提供する店として始まった。「甘党ひとすじ」の言葉もその頃から受け継がれ、商品が増えた今も店の中心にあるのはこの一串。約百年にわたり、変わらぬ看板として暖簾を支えてきた。
タレを味わうための四角い形
創業以来受け継ぐ「みたらし団子」は、一般的な丸ではなく四角い形。
一見すると珍しい形状だが、その理由は団子そのものではなく、タレをよりおいしく味わうためにある。角をつくることでタレがしっかりと絡み、ひと口ごとに醤油の香りとほどよい甘さが広がるよう工夫されているという。
団子は米粉と水だけで仕立てた実にシンプルなもの。余計な素材を加えないからこそ、主役となるのは創業以来変わらないタレだ。
醤油を独自に合わせた黒いタレは、見た目から想像するほど濃くはなく、後口は驚くほど軽やか。店舗リーダーの山口祐一朗さんは「五本食べても重たくならない味」を目指していると話す。団子とタレ、それぞれが主張しすぎることなく、一体となって完成する味わいなのである。
焼きたてを支える地道な仕事
おいしさを支えているのは、毎日の積み重ねだ。
団子は毎朝仕込み、その日のうちに各店舗へ運ばれる。気温や湿度によって生地の状態は変わるため、水加減の見極めには長年培われた経験が欠かせない。機械を取り入れながらも、最後は人の感覚が品質を左右するという。
タレもまた、一度に大量に炊くことはしない。
大鍋では味にムラが生まれるため、手間がかかっても少量ずつ何度も炊き上げる。
店頭では注文ごとに焼き上げ、香ばしさをまとわせて提供。焼きたてが最もおいしいという考えから、賞味期限は当日中としている。
その日の味を、その日のうちに楽しんでほしい。そんな実直な想いが込められている。
約百年選ばれ続ける理由
華やかさや奇抜さではなく、一串のおいしさを磨き続けること。その姿勢は、今でもほとんど変わっていない。
四角い形も、黒いタレも、当日中という賞味期限も、すべては焼きたてのおいしさを届けるための工夫であり、長い年月の中で守り続けてきた店の流儀でもある。
時代とともに新しい甘味が加わった今も、多くの人がまず手に取るのはこの「みたらし団子」。受け継がれてきた味には、甘味だけを届け続けてきた店の歴史が刻まれている。
店内でも味わえる甘味たち
河原町店では「みたらし団子」をはじめ、クリームあんみつや季節のかき氷、ぜんざいなどを店内でゆっくり味わえる。
買い物や街歩きの途中に立ち寄り、甘味を囲んでひと息つく時間もこの店ならではの魅力の一つ。昔ながらの雰囲気が残る店内で、焼きたてやできたての甘味を味わえるのも嬉しいかぎり。
「みたらし団子」が買える場所は
看板商品の「みたらし団子」は、河原町店のほか、清水店、三条寺町店、うめぞのCAFE&GALLERYでも購入できる。
京都を訪れた際のお土産にはもちろん、自宅で変わらぬ味を楽しみたい人にも喜ばれている。
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- 店名
- 梅園 河原町店
- 住所
- 京都府京都市中京区河原町三条下る山崎町234-4
- 電話番号
- 075-221-5017
- 営業時間
- 10:30~19:30(19:20LO)
- 定休日
- なし
- 交通
- 阪急京都河原町駅から徒歩5分
- メニュー
- みたらし団子(5本入)580円、クリームあんみつ 黒みつ添え1,180円※イートインのみ、宇治金時白玉+抹茶わらび餅1,680円※イートインのみ
- https://www.instagram.com/umezono_kyoto/

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