肉厚フカヒレにファン多数。大阪・茨木カウンター中華『紅紅火火』

阪急京都線茨木市駅から徒歩約4分。気仙沼産のフカヒレ土鍋ごはんや、黒毛和牛の希少部位ミスジを使った高級麻婆豆腐など、贅沢な中華料理をいただけるのが『紅紅火火(ホンホンホゥホゥ)』です。

カウンター中華という特別感を

「自分が住む茨木にこんな中華のお店があればいいなと思って」と、話すのは店主の中川宏一さん。京阪神の中華料理店で修行を積んだのち、2014年、地元である茨木に『紅紅火火(ホンホンホゥホゥ)』を開店。

お客さんの顔が見えるスタイルで納得のいく料理をという気持ちから、カウンター12席のみ。それが2022年、移転とともに席数をさらに10席に減らし、代わりに厨房のスペースを拡大。より料理に力を入れられる環境を整えました。

「料理はエンターテインメント」と話す通り、ここでは手間暇かけてつくられた驚きの中華料理が味わえます。

『紅紅火火』
目の前で調理を見られるオープンキッチンでは、臨場感も楽しめる。
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インパクト大な中華料理の数々

名物は、肉厚なフカヒレが豪華にのった「濃厚白湯ふかひれ姿土鍋ごはん」。気仙沼産ヨシキリザメが土鍋のご飯をすっぽりと覆い尽くし、醤油のタレがツヤツヤとした輝きを放ちます。フカヒレは、シャキッとした食感。また、甘く濃い醤油のタレは、ご飯にもお酒にもよく合います。

『紅紅火火』「濃厚白湯ふかひれ姿土鍋ごはん」(尾ビレ75g)
「濃厚白湯ふかひれ姿土鍋ごはん」(尾ビレ75g)9300円。その他、胸ビレ4800円、尾ビレ200g 25000円。
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黒毛和牛の希少部位ミスジを贅沢に使った「殊絶(しゅぜつ)の麻婆豆腐」も、名物メニューの一つ。木綿豆腐は地元の老舗『伏見屋』のものを、ニンニクは青森産の「ホワイト六片」を使用するなど、食材にもこだわっています。

『紅紅火火』「殊絶の麻婆豆腐」
四川唐辛子や青山椒の芳しい香りが食欲をそそる「殊絶の麻婆豆腐」4800円。(撮影:塩崎聰󠄃)
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「冠絶(かんぜつ)の黒すぶた」も、贅沢感を味わえる逸品。スペイン王室に献上されている純血種のイベリコ豚を2時間じっくりと低温調理してから揚げ、八角やカルダモン、ウコンなど10種類以上のスパイスと黒酢ソースをかけて仕上げます。コクのあるソースと柔らかくジューシーなイベリコ豚が、口の中で溶けあいます。

『紅紅火火』「冠絶の黒すぶた」
高さ約7cmもある豪華な「冠絶の黒すぶた」4800円。
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一度見たら忘れられない中華の数々。ちょっと贅沢な気分を味わいときに訪れたい名店です。

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。