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滋賀・栗東市『ふらんす料理 ラ・リベリュール』にて、地元産の食材を織り交ぜたフレンチを。

京都、フランス、そして東京のフレンチの名店で長年腕を磨いたシェフが手がける『ふらんす料理 ラ・リベリュール』。お客様によって素材や調理法をアレンジするなど、おもてなしが詰まったフランス料理店です。

名店で腕を磨き、故郷へ

格子戸に暖簾、瓦屋根…と、一見日本料理店に見える『ふらんす料理 ラ・リベリュール』。御影石のフロアのカウンター席のほか、掘りごたつ式の畳のお部屋(5名~)があり、店内にも和の雰囲気が漂います。「もとは西洋懐石のお店だったそうで、当時のつくりを一部残しています」とは、オーナーシェフの長尾知師(ともみつ)さん。

長尾さんは、京都やフランスで経験を積んだ後、東京の名店『ラ・ブランシュ』へ。フランス料理界のベテランシェフ・田代和久さんのもとで、11年半もの間修行を積みました。そして2018年、故郷である滋賀・栗東(りっとう)に自身のお店をオープン。

料理は昼夜ともにコース料理のみで、ランチはおまかせコース6600円、ディナーはAコース8800円、Bコース13200円。シーンに合わせて、本格的なフランス料理が味わえます。

湖の幸、畑の幸をフレンチで

「滋賀の食材を探していきたい」と話す通り、地元の食材を積極的に使用。たとえばアミューズには、ヒエをまぶして揚げた、琵琶湖産のモロコ。これに、麹を加えたフルーツソースをかけていただきます。このソースの酸味と甘みが、モロコの苦みと相性抜群。

前菜は、オーロラサーモンと栗東(りっとう)市名産のイチジク。とろけるような食感の軽く燻製されたサーモンに、トリュフがのったイチジクは、なんとも贅沢な味わい。

『ふらんす料理 ラ・リベリュール』アミューズ
サクッと香ばしい琵琶湖産のモロコ。
『ふらんす料理 ラ・リベリュール』前菜
オーロラサーモンと栗東名産のイチジクには、ソムリエの資格を持つ奥様がセレクトしたソーヴィニヨン・ブランを。
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メインの肉料理は、鹿モモ肉のロースト。こちらは地元産ではありませんが、鳥取の腕利きハンターから取り寄せるほどのこだわりぶり。高温で表面を焼いた後、余熱でじっくり火を入れるからこそ、驚くほど柔らかくジューシーな仕上がりに。

『ふらんす料理 ラ・リベリュール』肉料理
鹿肉を、ジロール茸やネズの実を合わせたコクのあるソースで。
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「お客さんに寄り添うこと」を大事にしている長尾シェフ。実は、料理はすべて同じものを出すのではなく、ゲストに合わせて素材を使い分けたり、ソースや調理法を変えているのだとか。自分のためにカスタマイズされた料理は、おいしさが何倍にも膨らんでいきます。

『ふらんす料理 ラ・リベリュール』内観
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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。