兵庫・西宮で獲れたジビエを堪能、ジビエ好きの隠れ家『ハンターズキッチン麓』
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森へと誘われるシックな空間
ドアの取っ手は大きな鹿の角。わくわくしながらドアを引いて中に入り、さらにもうひとつのドアを開けるとダイニングスペース。木の存在感溢れるカウンターとテーブルがあるだけのモノトーンの店内で、ひと際存在感を放っているのは、壁に飾られた大きな鹿の頭部の剥製と鉄砲の形のワインボトル。その空間で迎えるのが、シェフの渡島健一さんだ。
季節問わず提供するジビエコースは、当日17時までの完全予約制。まず最初に出されるのは「森林浴茶」。松葉や黒文字、杉やヒノキなどの、伐採木の木片や葉っぱがブレンドされた兵庫県産のお茶。爽やかな香りと澄んだ味わいが口の中に広がって、一気に森の中に誘われる。
アミューズ盛り合わせは「猪のリエット」と「鹿肉の有馬煮」。「最初からジビエを食べてほしいですが、肉だけでは食べ疲れますから」と、添えられた「白身魚の南蛮漬け」の酸味がアクセントになっている。
メインは鹿肉と猪肉料理の2皿で
冷前菜、スープ、瀬戸内の旬魚の魚料理と続き、いよいよ「本日の鹿肉料理」。取材時の「鹿肉のロースト」は、蕪のソース、アプリコットとポルト酒のソースで。「鹿肉はベリーのソースを合わせることが多いのですが、土っぽさを感じられる蕪と、酸味のあるアプリコット、2種類のソースで異なる味わいを楽しんでいただきます。肉の旨みをダイレクトに感じてもらいたいから、あえて野菜を添えていません」と渡島シェフ。低温調理して肉汁を逃さず、しっとり仕上げた鹿肉は柔らかく、優雅な風味。
続く「本日の猪肉料理」は、クスノキの根元を輪切りにした木皿に盛られた「猪肉のグリル」。甘酸っぱいビガラードソースは千鳥酢を使ってまろやかに仕上げてあり、噛むほどに味わいが増す猪肉を際立たせる。添えられた生コショウと共に、ワイルドな味わいを堪能する。
肉料理2皿の後は、パンナコッタなどのミニデザートで締めとなる。まだお腹に余裕があるなら、鹿肉と猪肉を使ったジビエカレーの追加がおすすめだ。
「鹿肉の赤ワイン煮込み、猪肉のビール煮込みなど、煮込み料理もお出ししますよ」と渡島シェフ。様々な部位を多彩な料理で楽しめ、西宮ジビエの奥深さにハマってしまいそうだ。また、ジビエに合うワイン、西宮の地ビールや日本酒といったドリンクも多彩。日本酒飲み比べセットや、ジビエに合うよう4種をブレンドしたオリジナル日本酒まであるのもユニークだ。
西宮愛溢れるシェフのジビエ料理
渡島シェフは、地元・西宮市出身。ホテルに就職し、様々な部門で働いた後、イタリアンやワインバー、ケータリング会社などの経験を積んだ、多彩な経歴の持ち主である。「現役猟師であるオーナーと出会うまで、僕も市内で鹿や猪が獲れるなんて知りませんでした。地元出身者として、西宮のジビエが自慢できるよう、またジビエが苦手という人にも美味しく食べてもらえるよう工夫していきます」。
こちらはジビエの処理場を併設しており、獲れた鹿や猪を迅速に処理することができる。また、内臓など、すべての部位を使うことが可能なのだ。
今冬、『麓』では最初のジビエシーズンを迎える。「鹿や猪の内臓料理や鳥の料理も挑戦していきたい」。多彩な経験を持つ渡島シェフからどのようなジビエ料理が生み出されるか、期待が高まる。
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- 店名
- ハンターズキッチン麓
- 住所
- 兵庫県西宮市戸田町6-30
- 営業時間
- 18:00~23:00
- 定休日
- 木曜、日曜
- 交通
- 阪神西宮駅から徒歩3分
- 席数
- カウンター3席、テーブル6席
- メニュー
- ジビエフレンチコース11000円、ジビエカレー(中盛り・ミニピクルス付き)1000円、猪肉のビール煮込み(マッシュポテト付き)2000円。グラスワイン1000円~、オリジナル日本酒グラス1100円、日本酒飲み比べセット2種1000円。
- 備考
- ※予約・問合せはHP内の公式LINEから。コースは要予約で、当日17:00まで予約可能。
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