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日本の風土と四季を味わうフレンチに感動! 神戸・北野『キュイジーヌ・フランコ ジャポネーズ Matsushima』

レストランが点在する北野に2002年に開店した『キュイジーヌ・フランコ ジャポネーズ Matsushima』。白いクロスがかかったテーブルがゆったりと配された店内。各地から届く野菜や果物を巧みに取り入れたコースで、変わらぬ人気を誇っています。

『matsushima』でしか味わえない旬のコース

「始まりは、10年前、初夏の“桃づくし”です」と松島朋宣シェフ。2月の神戸イチゴ、4月のタケノコ、5月から6月にかけてはグリーンアスパラガス、6月のメロン、8月のスイカ。さらに10月、11月の安曇野の栗と青森や長野からの洋梨、12月には広島からの柑橘…。9900円の「季節の食材と果物の特別コース」は、今や『Matsushima』の名物です。「都会にいると忘れがちな季節の移り変わりを味わうことができる」と、毎月のように通う方もいるとか。

シェフ自ら足を運んだ青森、長野、高知、広島、和歌山などの生産者から直送される旬の食材。「生産者があってこその僕の料理。できるだけシンプルに調理して食材の持ち味を最大限に引き出すよう一生懸命作っています」と松島シェフ。どの皿もシンプルで繊細、口の中に素材の風味が広がります。

『マツシマ』の肉料理
昼コース7700円、昼夜のコース9900円から。青森・300日長期間飼育 長谷川さんの自然放牧豚、洋梨のロースト。青森産食材でまとめた一皿。ビネガーを利かせた洋梨のソースが、優しい旨みの豚肉に寄り添います。
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スペシャリテは「スッポンとフォアグラのコンソメ」

店名の“フランコ ジャポネーズ”を実感するのが、スペシャリテの「スッポンとフォアグラのコンソメ」。日本料理人から教わった技でスッポンを捌き、だしを使わずスッポンと水だけでスープをとり、それにフォアグラを添えてあります。「フランスにも海亀のスープがあったんですよ」と松島さん。ここだけでしか味わえない皿が次々に供されます。昼も夜もコースのみ。旬の食材を堪能する幸せな時間を大切な人と共有したい、特別なレストランです。

『マツシマ』のスッポンとフォアグラのコンソメ
作り続けたい料理と松島さんが胸を張る、スッポンとフォアグラのコンソメ 蓮根とスッポンのギャレット添え。コーズ内の前菜の選択で、追加2200円で変更可能。。フォアグラに負けない深みのあるスッポンの味わいに感動します。
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繊細な日本の四季を皿の上で表現

松島シェフは、フランスの3ツ星『ミッシェルゲラール』、1ツ星『ミッシェルリュボー』、そして、帰国後に苦楽園にあった『瀬田亭』で6年間修業。26歳で自店をオープンした当初から“キュイジーヌ フランコ・ジャポネーズ”を謳っていますが、「日仏融合というよりボーダーレス。より高みを目指してフレキシブルに、生産者さんの想いを添えた自分の料理を作っていきたい」と話します。

松島シェフとソムリエの幸野さん
松島シェフと、おもてなしに華を添えるソムリエの幸野恭子さん。「ワインはもちろん、日本酒も揃えています」。
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自ら磨き続けている技を、開業以来続ける料理教室で伝授し、「家庭で『Matsushima』の料理を作りたい」と通い続ける生徒は100名を超えているそう。また、松島シェフは、2021年に軽井沢・追分に姉妹店『ベーカリーレストラン クー』をオープン。毎月、神戸と軽井沢を行き来する日々で、さらに日本の四季へのこだわりが深まっていると言います。他にないオンリーワンのレストランとして、ますますその存在が大きくなっていくでしょう。

『マツシマ』の店内
ゆったりと落ち着いた雰囲気のメインダイニング。離れには6名からの個室もあり、接待やお子様連れでの利用も可能です。
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